この写真は林野庁長官室なのですが、
あまり林業とは関係のないタケダ薬品さんの段取りで、先日訪問させてもらいました。
タケダさんはアリナミンの売り上げの一部で東北復興支援事業を展開しており、我々もお世話になりました。その中に森林・林業関係もあり、こういう会談に至ったという感じです。
今回は要望するというようなことは一切せず、独り言を言ってきました。どう判断するかは林野庁さんにお任せです。
いろんな場面で、自伐情報を出していくことだ重要ですね。
しかし、昨日の東京は暑かった。
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長浜でも自伐型林業研修が始まりました。チェーンソー研修2回目ですが、既に30人を超える人たちが参集してくれています。興味のある人は多そうです。
山も少し見させていただきましたが、自伐展開するには魅力的な山が多いことに驚かされました。やはり大きなポテンシャルを感じます。あわてずじっくりと進めていきたいですね。
長浜の皆さん、よろしくお願いいたします。
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長浜の後は京都で一泊し、「スーパーはくと」に乗り、『鉄景』を楽しみながら智頭へ行ってきました。

智頭でもいよいよ自伐型林業展開が始まります。役場と地元若手住民が連携してのスタートです。
キックオフのフォーラムや研修スケジュール、展開手法等について協議してきました。皆さん前向きで、面白くなりそうです。
若手の地元林業家に加え、地域おこし協力隊、若手IUターン者が早速呼応してきています。古くからの山旦那衆も徐々に巻き込んでいこうということになりました。いい感じです。
石破地方創生大臣の地元でも地方創生のカギとして自伐展開が始まりました。

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富山黒部の宇奈月温泉にも行ってきました。
観光ではなく自伐型林業の広報です。
黒部は水の豊富なところで水力発電が盛んなところです。写真のバスは小水力発電で逐電した電気を充電して走る電気バスです。
この宇奈月温泉地域が木質バイオマス+自伐に動き始めました。
宇奈月温泉の複数の旅館に薪ボイラーを導入して、自伐林業者が原木出荷する完全地域循環型で、自然エネルギー推進と地域就業を拡大する取り組みを始めようという計画です。
宇奈月チームは地元旅館の社長さん、地元土建屋さん、財産区長さん、市会議員、富山国際大学、富山県立大学の方々の混成チームです。動きそうな予感を感じました。今回の段取りは富山国際大学の上坂教授です。
ただ残念ながら地元自治体(黒部市)が入っておりません。どうも役場は腰が重いようです。
しかし、今回多き一歩を踏み出した感があります。頑張っていただきたいし、我々も強力に支援したいですね。
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先週「全国中山間地域振興対策協議会」の総会で講演させてもらいました。
この協議会の特徴は、メンバーが中山間地域の市長村長がなっているといこと。今日の参加者も皆さん首長さんばかりで、これだけの首長さんたちの前で話することは、珍しいことです。(参加者は30人を超える首長さんと県幹部の方々)
さすが鋭い方は多い感じです。かなりの首長さんたちは、大いに興味を持っていただいたようです。
何とか政策実装するまでになってもらいたし、こちらも支援していきたいですね。議連とも連動していただけるとなおよいですね。新たな展開が生まれることを期待しましょう。
 
 この会合で農林水産省幹部より「新たな食料・農業・農村基本計画について」という講演が私の前にありました。

その話に対して東北の首長さんより、農業経営の方向性について、農水省の話は大規模化・機械化・高付加価値化等という方向が強く、中山間地域の条件不利地にあてはめることが難しい方向ばかりで、その点について危惧を覚える。誰でも高付加価値化できる品種改良・開発等々、そういう逆の方向性も対処願いたい、というような内容でした。
それに対して農水省は経営モデル事例も載せているので、それを参考に対応願いたいというものでした。そのモデルを見ると専業農業事例ばかりでまさに大規模化・機械化事例が多く載っていました。

それを受けて、私の話になりましたので、中山間地農業再生のカギは、大規模化・機械化・高付加価値化ではなく、自伐型林業との兼業にあり、という感じでスタートしました。下を向いていた首長さんたちが、一気に顔が上がったのがわかりました。農業だけで生業化させようとするから、難しいことをしなければならなくなります。
自伐型林業を主業にして農業を副業として位置付ければ、かなり簡単に生業化させることができます。現況のままの農業で十分生業化させることができるのですが、皆これに気付いてないのです。これをベースにしながら農業も自伐もレベルアップさせればなお安定した経営を持続させることができ、若者の就業も可能となります。中山間地域は8~9割が森林です。1割もない農地では厳しいものがあります。この本質に早く、中参加地域の自治体に気付いてもらいたいものですね。

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# by ken_nakaji | 2015-06-30 10:50 | Comments(0)
「ニッキン」という聞きなれない新聞に載りました。
日本金融新聞ということですが、銀行業界の人は見てない人がいない新聞とのこと。
金融業界も自伐型林業に興味を示し始めました。
これまでのように銀行のCSRではなく、産業として、地方創生として捉え始めたということです。
福祉、メーカーに続き、銀行にもどんどん興味を持っていただきたいですね。特に地銀ですね。地方の大きな産業になる可能性を秘めています。
皆で協働しながら、大きな産業にしていきたいですね。
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6月18日、これまで案内してきた「自伐がひらく『地方創生』の時代~加速するNew自伐型林業~」を開催しました。
参議院会館の講堂が満杯になり、大盛況のうちに終了しました。
内容も自治体・現場・企業・福祉からの発表は実にいい内容でした。
これまでの専業事業体だけの林業には、全く関係なかった人や団体に広がっていることが重要なことです。自伐は参入者を大きく広げるということです。それをこのフォーラムで大きくアピールできたと感じました。
自伐議連からも20人近い国会議員の方が参加され、関係省庁からも20人以上参加してくれていたようです。全体の参加者は講堂がこれぐらいになると250人以上いる感じだと議連事務局が言っておられました。

スタッフの皆さん、議連の皆さん、登壇者の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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昨日は、自伐型林業推進協会の総会を大阪ボランティアセンターの会場をお借りしておこないました。
全国から40人を超える正会員の皆さんが集ってくれました。14時から17時40分まで、みっちりと有意義な議論が展開されました。事務局、先駆的自伐林業者(高知・愛媛・智頭・兵庫・岡山・吉野・新潟)、政策実装している自治体(津和野・益田・長浜)、森林組合(みなべ川・龍神)、支援企業、学者等と様々の立場の人たちが設立1周年を祝い、今後の展開について真剣に協議しました。
参加された林業家の方々は、今後の日本林業界の先駆者となっていくことでしょう。特に高知・吉野・智頭からは大勢の方々集ってくれました。

自伐による林業再生・地方創生の風が大きく吹き始めました。
その風は、夜も吹き続けていましたね。


翌日は大手メーカーとも具体的協働事業について前向きな議論ができました。実りのある2日間でした。

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「New自伐型林業のすすめ」が全林協から出版されました。
最近自伐型林業を始めた若者中心の事例集です。
本当はもう1年後ぐらいが充実した内容になると思っていましたが、出版社が早く出す方針であったのでこの時期になりました。
これから始める方々には参考になると思います。
ぜひ読んでみてください。
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現在のフォーラム次第です。

内容がかなり幅が広がり濃くなってきました。

研究者と実践者、国会議員と地方自治体、福祉からメーカーまで。自伐はどんどん幅が広がり始めています。

参加申込者もすでに100人を超えております。

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6月18日「自伐がひらく『地方創生』の時代」次第(案)

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開始時間:14:00(開会13:30)〜17:00

場所:参議院議員会館「講堂」

総合司会 家中茂(鳥取大学准教授)

【前半】 加速するNew自伐型林業

1, 開会のあいさつ 
新藤義孝(自伐型林業普及推進議員連盟会長代行)

2, 報告1「自伐型林業推進協会の1年と今後の展開」(20分)

中嶋健造(自伐型林業推進協会代表理事)

3, 報告2「自伐型林業フォーラムin吉野」(20分)
泉英二(愛媛大学名誉教授)

4, 基調講演「広がる若手の自伐型林業」(30分) 
佐藤宣子(九州大学大学院教授)

(休憩 15:30〜15:40)

【後半パネルトーク(15:40〜)】自伐協の一年とこれからの自伐(報告会)

司会 田野瀬太道自伐議連事務局長(コーディネーター 泉英二、佐藤宣子)

1, 議員(15分)

中谷元会長、坂本哲志幹事長、高野光二郎参院議員
※議員は時間の中で出入り

2, 現場からの報告と展望(30分)

堀見和道(高知県佐川町長)、土田孝洋(滋賀県長浜市)、谷茂則(谷林業)、宮﨑聖(シマントモリモリ団)、飯田大輔(社会福祉法人福祉楽団)、橋本康治(ヤンマー株式会社アグリ事業本部企画部部長)

3, パネラーやりとり 20分

4, 別分野より感想
堀尾(エネルギー)、見山(環境)、高野(農業)

5, おわりの挨拶(17:00終了予定)

主催:NPO法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会

後援:自伐型林業普及推進議員連盟


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6月18日に「自伐がひらく『地方創生』の時代」が東京で開催します。
「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」の設立1周年記念のフォーラムです。

生業として成り立ち始めた、若手の自伐型林業者が、全国で陸続と増えてきております。また、福祉やメーカーとの新たな協働も始まっています。
中山間地域再生、地方創生のカギ!です。
興味のある方は、ぜひ参加ください。参加費無料です。
皆さん、拡散していただければありがたいです。以下詳細情報です。

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朝日新聞を購読している田植さんよりもらいました。
佐川町の所有山林で頑張る谷岡君です。
19歳で自伐初めて3年目で、持続可能な林業経営が確立され始めました。
四万十市の宮崎君も同じような状況です。自伐を始め、こういう若者が増え始めています。
一定の山林確保と自伐林業技術を習得すれば、割合簡単にこういう状況をつくれます。
先行する、安藤さんや明神林業の片岡君たちは、もっと稼いでいますね。
全国でこういう若者を多く輩出させたいですね。これこそ地方創生ですね。
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津和野町に自伐型林業を展開するために入っている地域おこし協力隊員が、吉野の清光林業さんに弟子入りして研修を受けています(約2週間ですが)。
彼らはまだ素人同然ですが、岡橋さんは丁寧に指導されていました。現場は100年のヒノキ林です。彼らは本当に恵まれていますね。きっちり技術を習得してもらいたいですね。
いっぱしの林業家になった暁には、大きな思い出になることでしょう。今後も積極的に学んでもらいたいですね。

今回は、そのほかに大阪で自伐支援を表明してくれそうなメーカーさんとの協議、長浜市役所と今年の展開の協議、吉野の谷林業さんとの懇談と、前向きな議論を集中的におこなえました。
かなり濃い3日間になりました。お酒も相当入り疲れもしましたが、有意義な3日間でした。間もなくその成果も見えてくるのではないでしょうか。
関係する皆さん、今後ともよろしくお願いします。

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日曜日、宿毛市でフォーラムが開催されました(チラシ参照)。
このフォーラムを皮切りに、役場主導で自伐型林業支援が始まりました。
今年の1月から大規模発電が始まりましたが、やはり材が集まらず稼働率が低いままのようです。一気に増えるわけではありませんが、これを契機に自伐展開を始めた宿毛市に敬意を払いたいですね。
講演会&説明会には、役場の予想以上の人が参集し、地域住民が興味を持っていることを証明しました。じわじわ増やしていきたいですね。
幡多エリアでは、四万十市と土佐清水市で自伐チームが立ち上がっていますが、三原村でも自伐チームが立ち上がりました。じわじわ全域に拡大し始めましたね。
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なぜ持続的経営を代々続け、高密度に「壊れない作業道」が入った自伐林家の森が、昨今の豪雨を受けても崩壊や土砂流出が起きないかというと、先の投稿で成川さんが気付いたように、この作業道が砂防の役割を果たしているからだと考えます。

岡橋さんは約100㎞の作業道が入っている約500haの山林、橋本さんの山林は100haに32㎞の作業道が入っています。お二人とも「壊れない道づくり」の大橋式作業道継承者です。

谷を渡る場合は「洗い越し」という手法で谷越えをします(最初の3枚の写真)。谷を直角に渡り、水を道の上を流します。道は平らになりますので、傾斜が強い谷は道が終わるとストンと落ちます。そこには木組みや石を使って落差が造られます。これまさに砂防工の「落差工」なのです。また小規模な「堰堤」の役目もしております。傾斜の緩い谷(3枚目)は「床固工(床止工)」です。土砂を止めたり、水流を緩めたり、河床が掘られることを防いでいます。
高密に入るということは、山林中の同じ谷を3~5回渡ります。ということは2~30mおきに3~5箇所「落差工」が敷設されたことになります。連続した落差工です。よく渓流砂防工事で見られます。

次は、平行な作業道が上から見たら、何段にも重なっています(4枚目の写真)。これはまさに砂防工の「山腹工」です。通常は土砂流出を防ぐために山に階段を造る感じになります。今、火山化している箱根の大涌谷にもありますね(テレビに頻繁に映されています)。大橋式作業道は尾根でヘアピンを繰り返しながら上へあがり、作業する山の腹では平行に、という基本があります。故にこうなっているのですが、大橋さんは長年の経験で砂防効果があるのをわかっていたのだと思います。故に2.5m幅にこだわっているのです。これ以上になると山腹工どころか、崩壊を招くことにつながるからです。2.5m以下だと逆に、崩壊や土砂流出を止めると。

最後は木組みです。木組みは明らかに小さなアンカーです。地すべり防止です。

実は、彼らの山は全く崩壊や土砂流出が起こっていないのではなく、起こっているのです。しかし、崩壊の起点のところや地すべりの起点のところで、小規模なところでこの作業道が抑え込んでいるのです。昨夏の豪雨(2千ミリ豪雨)の直後、橋本さんの山へ行くと、小さな崩れや谷に土砂が少し出ていました。すべて一つ目の作業道で止まっていました。橋本さん曰く「ユンボーでちょっとならせばすぐに使えるし、土砂が落ちたところは木組みで補強する。問題は全くない」と。そうなのです。大きな崩壊になる前に食い止めているのです。この繰り返しで、どんどん災害に強い森が出来上がってくるのだと、わかりました。

そして通常砂防工事は災害が起きてから工事されますが、作業道は災害が起こる前に敷設されます。予防工事と言えます。
壊れない「さぎょうどう(作業道)」は機能する予防のための「さぼうどう(砂防道)」と言えるのではないでしょうか。

これは自伐型林業の新しい価値であり、大きなステップアップかもしれませんね。


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以前からちょっと疑問に思っていたことが、最近わかってきました。
2011年東北の大震災があった後の夏、紀伊半島豪雨がありました。その際、紀伊半島のあちこちで山腹崩壊、沢抜けが相次ぎ、川上村や十津川村などは大きな被害を受け、熊野川等の紀伊半島の河川やその周辺集落は大災害となりました。

その際に、当時付き合いが始まった清光林業㈱の山林や、紀伊半島とほぼ同じ豪雨を受け山腹崩壊が相次いだ徳島県、その徳島の山奥で急傾斜の山林を経営する橋本林業の山林は、全く被害がありませんでした。清光林業の山林の裏山(川上村役場隣りの山)は大崩壊を起こしたのに、作業道が高密に入った約500haの清光林業山林と、同じく100haに32㎞の作業道がびっしり入った橋本山林は、びくともしないとういう現実を目の当たりにしました。

当時は、自伐林業により森林整備が進んだ山は崩壊しないと、胸を張っていたのですが、実は「森林整備だけで、この豪雨を災害なしで常に維持できるのか?今回はたまたまではないのか」という疑問符を持たざるを得ませんでした。それが昨年夏の、四国2千ミリ豪雨直後の橋本山林を視察し、少しその原因が見え始めました。

それが最近、確信に変わりはじめました。
「山に作業道を入れるのは、山に傷を入れることになるため、最小限に止めよ」とよく聞かされてきましたが、実はこれは従来の林業に当てはまることで、きちんとした自伐林業は違ってくるのです。これはこれまでの林業の盲点を突くことではないかと感じます。自伐そのものがこれまでの林業の盲点を突いてきたのですが、さらにその上を行くことがわかってきました。環境保全型林業、土砂災害防止型林業を示す重要な視点になりそうです。
皆さんわかるかな。写真はそのヒントです。

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5月3日は、気仙沼地域エネルギー開発㈱の高知林業合宿組のメンバーを案内して、皆で馬路村千本山の天然杉を見てきました。
コアになる山林は10ha程度ですが、その周辺約200haが保護林となっています。
千本山はなかなか行く機会がなく今回が初めてです。
スギとヒノキの大木が林立しており、約200~300年生の森です。林齢的には奈良の清光林業さんの森と同じぐらいですが、時々300年以上ではないかという大木があり、清光林業さんの森より一回り古い感を持ちました。日本の杉林天然林の代表格というところだと思いますが、岡橋さんや橋本さんの永続的な森林経営により出来上がってきた森は、この天然林に非常に近いことがよくわかりました。この点を確認できたことは非常に重要です。

木と木の間隔は意外と狭く、約5mという状況です。1haに約300本の針葉樹があり、スギが大半ですが、ヒノキの大木もありました。平均のhaあたりの材積は何と約1900m3です。岡橋さんの大径木の森が約1400m3ですので、一回り古いのがよくわかります。一番大きな木で1本38m3というスギもありました。
岡橋さんと橋本さんでは、橋本さんの山が千本山の天然山林に近い感じがします。橋本さんの山は100年後こういう山林になるのだろうと容易に想像が付きます。
この山の立地を見ていると決して特殊ではなく、高知県内ならほとんどの地域でできることを感じます。千本山はある意味、自伐型林業者の目標山林になりますね。長伐期択伐施業で銘木も生産しつつ、生産量も増やす施業を展開しないといけないとつくづく思います。
こういう山を見ていると、50年皆伐施業はいかにももったいない施業であることがよくわかりますね。

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葛巻林業が破産したと、岩手日報が報じています。
葛巻林業の遠藤さんとは10年来の友人で、木質バイオマス利用の先駆者です。
彼はチップとペレット、こちら自伐+薪ということで、方向性は違いましたが共に木質エネルギー利用の初期から切磋琢磨してきました。
単にチップとペレットが売れなかったというより、広葉樹を出荷する人が少なくなりチップ生産量が減ったことが背景にあるのではないかと感じます。
以前から自伐型林業者を育て、そこから安定的に材を購入する仕組みを創らなければ、チップ業も危ういよ。と遠藤さんや葛巻森林組合に進言させてもらっていましたが、自社システムとしては展開できなかったようです。
彼は、仁淀川町で自伐林家による林地残材の収集システムを構築する際には、反対論者が多い中、推進委員として唯一人、最初から支持してくれた人だったので今回の破産はすごく残念ですが、復活を目指してもらいたいですね。

ここで教訓にしなければいけないのが
木質バイオマス利用で最重要時は原木を出荷する人の育成と収集システムをきちんと構築することがいかに重要かわかる事例です。木質エネルギー利用はあくまで林業の補完システムです。根幹の林業、特に低質材を出荷できる自伐型林業者を如何に多く育てておくかは実に重要なことです。
しかし、現在の多くの木質バイオマス利用は専門家も実施者も全くここが抜け落ちています。特にひどいのが大規模木質発電ですね。
数年すると、大規模発電事業者が同じようになっているかもしれませんね。

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中国地方は、島根県を先頭に自伐型林業が徐々に広まっておりますが、中国新聞が論説してくれています。
こういう理解が、もっともっと広まってほしいですね。
広島の高成田氏(ワーカーズコープ)より送ってもらいました。
最近は、揚げ足を取るジャーナリストが多い中、こういうきちんと正当に真正面から捉えるジャーナリストが増えてほしいですね。
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千葉県香取市の福祉楽団という福祉事業体周りの人々が自伐型林業の視察に来られました。
福祉楽団周りと言っても、かなり多彩で、メーカー、コンサル、弁護士、役場、建築家、銀行、等です。かなり新たな分野の人達です。
土日の二日間の対応でしたが、なかなか濃いと同時に疲れもしました。
一体何か始まるのでしょう?おもしろいことになるか、いなか、乞うご期待というところでしょうか。

----視察に来た原口氏(ドットファイブトーキョー)のレポートです(引用)---

【ドットファイブトーキョーは、自伐型林業を推進します】
原口です。4月25・26日、企業、行政、NPOというメンバーで、高知県の自伐型林業を視察してきました。示唆的な内容で大変勉強になり、セクターを超えた取り組みも全国で始まります。ドットファイブトーキョーもその動きに積極的に関わっていくにあたり、以下簡単ですが「自伐型林業」について整理しました。お時間ある方、お読みください(ほんと面白いです)。ご興味ある方、お知らせください

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自伐型林業は、日本の7割を占める山林を、持続的で多様な雇用と地域で循環するエネルギーにかえます。 これまでの大型機械を中心とした採算の合わない大規模林業とは異なる、人と地域を中心とした小規模林業です。

ヨーロッパの森林大国ドイツ、オーストリアは、既に自伐型林業が中心です。

日本においても、全国各地で女性や若者が山から収入を得て、暮らし始めています。農業と自伐型林業との兼業は収入を安定させ、中山間地域を含む日本の農業を維持・振興します。山を傷つけない施業は、環境を保全し、土砂災害を未然に防ぎます。薪割は介護予防や地域の交流活動となり、薪の配達は高齢者の見守りになります。

今、山を裸にしてしまう皆伐を旨とする大規模林業を卒業しないと、日本の山は数十年間雇用もエネルギーも生み出せなくなります。風土に根差した日本らしい暮らしが遠のいてしまいます。

林業の転換は、自伐材を使った更なるエコハウス(パッシブハウス)を生み出します。薪ボイラーの開発や農業利用などを促進します。社有林の自伐化は、企業のコスト削減になるだけではなく、雇用を生み出し地域創成の柱となります。

これらは一例です。ビジネスチャンスは限りなくあります。決して市場に背を向けた林業ではありません。

ドットファイブトーキョーは、企業やクリエイター、行政、市民が自伐型林業とつながり、輪を拡げ、新しい価値を生み出す活動に力を入れます。

ご興味ある方、お知らせください。子世代、孫世代に安心して暮らせる社会を残しましょう。

ドットファイブトーキョー 原口悠

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先の自伐型林業普及推進議員連盟の設立総会の模様です。
議員との連携は強くなってきましたが、議員を通じて国を動かそうとするのではなく、議員の地元の地域を動かし、成果をあげていく方向で行きたいですね。
これまでの林業における政策は国を動かし、国から号令をかける手法でやって来たようい感じます。先の✕✕プランもそうですね。この号令型はどうも行き詰まりが多いですね。
自伐型林業は現場からじわじわ成功させていきたいですね。突然参加してくれた石破大臣もそれを望んでいると思いますね。
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