<   2015年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧

6月18日に「自伐がひらく『地方創生』の時代」が東京で開催します。
「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」の設立1周年記念のフォーラムです。

生業として成り立ち始めた、若手の自伐型林業者が、全国で陸続と増えてきております。また、福祉やメーカーとの新たな協働も始まっています。
中山間地域再生、地方創生のカギ!です。
興味のある方は、ぜひ参加ください。参加費無料です。
皆さん、拡散していただければありがたいです。以下詳細情報です。

e0002820_16234000.jpg


[PR]
朝日新聞を購読している田植さんよりもらいました。
佐川町の所有山林で頑張る谷岡君です。
19歳で自伐初めて3年目で、持続可能な林業経営が確立され始めました。
四万十市の宮崎君も同じような状況です。自伐を始め、こういう若者が増え始めています。
一定の山林確保と自伐林業技術を習得すれば、割合簡単にこういう状況をつくれます。
先行する、安藤さんや明神林業の片岡君たちは、もっと稼いでいますね。
全国でこういう若者を多く輩出させたいですね。これこそ地方創生ですね。
e0002820_17051194.jpg

[PR]

津和野町に自伐型林業を展開するために入っている地域おこし協力隊員が、吉野の清光林業さんに弟子入りして研修を受けています(約2週間ですが)。
彼らはまだ素人同然ですが、岡橋さんは丁寧に指導されていました。現場は100年のヒノキ林です。彼らは本当に恵まれていますね。きっちり技術を習得してもらいたいですね。
いっぱしの林業家になった暁には、大きな思い出になることでしょう。今後も積極的に学んでもらいたいですね。

今回は、そのほかに大阪で自伐支援を表明してくれそうなメーカーさんとの協議、長浜市役所と今年の展開の協議、吉野の谷林業さんとの懇談と、前向きな議論を集中的におこなえました。
かなり濃い3日間になりました。お酒も相当入り疲れもしましたが、有意義な3日間でした。間もなくその成果も見えてくるのではないでしょうか。
関係する皆さん、今後ともよろしくお願いします。

e0002820_10042798.jpg
e0002820_10044817.jpg
e0002820_10042731.jpg
e0002820_10042774.jpg


[PR]
日曜日、宿毛市でフォーラムが開催されました(チラシ参照)。
このフォーラムを皮切りに、役場主導で自伐型林業支援が始まりました。
今年の1月から大規模発電が始まりましたが、やはり材が集まらず稼働率が低いままのようです。一気に増えるわけではありませんが、これを契機に自伐展開を始めた宿毛市に敬意を払いたいですね。
講演会&説明会には、役場の予想以上の人が参集し、地域住民が興味を持っていることを証明しました。じわじわ増やしていきたいですね。
幡多エリアでは、四万十市と土佐清水市で自伐チームが立ち上がっていますが、三原村でも自伐チームが立ち上がりました。じわじわ全域に拡大し始めましたね。
e0002820_14530338.jpg
e0002820_14531518.jpg
e0002820_14531553.jpg
e0002820_10012995.jpg

[PR]

なぜ持続的経営を代々続け、高密度に「壊れない作業道」が入った自伐林家の森が、昨今の豪雨を受けても崩壊や土砂流出が起きないかというと、先の投稿で成川さんが気付いたように、この作業道が砂防の役割を果たしているからだと考えます。

岡橋さんは約100㎞の作業道が入っている約500haの山林、橋本さんの山林は100haに32㎞の作業道が入っています。お二人とも「壊れない道づくり」の大橋式作業道継承者です。

谷を渡る場合は「洗い越し」という手法で谷越えをします(最初の3枚の写真)。谷を直角に渡り、水を道の上を流します。道は平らになりますので、傾斜が強い谷は道が終わるとストンと落ちます。そこには木組みや石を使って落差が造られます。これまさに砂防工の「落差工」なのです。また小規模な「堰堤」の役目もしております。傾斜の緩い谷(3枚目)は「床固工(床止工)」です。土砂を止めたり、水流を緩めたり、河床が掘られることを防いでいます。
高密に入るということは、山林中の同じ谷を3~5回渡ります。ということは2~30mおきに3~5箇所「落差工」が敷設されたことになります。連続した落差工です。よく渓流砂防工事で見られます。

次は、平行な作業道が上から見たら、何段にも重なっています(4枚目の写真)。これはまさに砂防工の「山腹工」です。通常は土砂流出を防ぐために山に階段を造る感じになります。今、火山化している箱根の大涌谷にもありますね(テレビに頻繁に映されています)。大橋式作業道は尾根でヘアピンを繰り返しながら上へあがり、作業する山の腹では平行に、という基本があります。故にこうなっているのですが、大橋さんは長年の経験で砂防効果があるのをわかっていたのだと思います。故に2.5m幅にこだわっているのです。これ以上になると山腹工どころか、崩壊を招くことにつながるからです。2.5m以下だと逆に、崩壊や土砂流出を止めると。

最後は木組みです。木組みは明らかに小さなアンカーです。地すべり防止です。

実は、彼らの山は全く崩壊や土砂流出が起こっていないのではなく、起こっているのです。しかし、崩壊の起点のところや地すべりの起点のところで、小規模なところでこの作業道が抑え込んでいるのです。昨夏の豪雨(2千ミリ豪雨)の直後、橋本さんの山へ行くと、小さな崩れや谷に土砂が少し出ていました。すべて一つ目の作業道で止まっていました。橋本さん曰く「ユンボーでちょっとならせばすぐに使えるし、土砂が落ちたところは木組みで補強する。問題は全くない」と。そうなのです。大きな崩壊になる前に食い止めているのです。この繰り返しで、どんどん災害に強い森が出来上がってくるのだと、わかりました。

そして通常砂防工事は災害が起きてから工事されますが、作業道は災害が起こる前に敷設されます。予防工事と言えます。
壊れない「さぎょうどう(作業道)」は機能する予防のための「さぼうどう(砂防道)」と言えるのではないでしょうか。

これは自伐型林業の新しい価値であり、大きなステップアップかもしれませんね。


[PR]

以前からちょっと疑問に思っていたことが、最近わかってきました。
2011年東北の大震災があった後の夏、紀伊半島豪雨がありました。その際、紀伊半島のあちこちで山腹崩壊、沢抜けが相次ぎ、川上村や十津川村などは大きな被害を受け、熊野川等の紀伊半島の河川やその周辺集落は大災害となりました。

その際に、当時付き合いが始まった清光林業㈱の山林や、紀伊半島とほぼ同じ豪雨を受け山腹崩壊が相次いだ徳島県、その徳島の山奥で急傾斜の山林を経営する橋本林業の山林は、全く被害がありませんでした。清光林業の山林の裏山(川上村役場隣りの山)は大崩壊を起こしたのに、作業道が高密に入った約500haの清光林業山林と、同じく100haに32㎞の作業道がびっしり入った橋本山林は、びくともしないとういう現実を目の当たりにしました。

当時は、自伐林業により森林整備が進んだ山は崩壊しないと、胸を張っていたのですが、実は「森林整備だけで、この豪雨を災害なしで常に維持できるのか?今回はたまたまではないのか」という疑問符を持たざるを得ませんでした。それが昨年夏の、四国2千ミリ豪雨直後の橋本山林を視察し、少しその原因が見え始めました。

それが最近、確信に変わりはじめました。
「山に作業道を入れるのは、山に傷を入れることになるため、最小限に止めよ」とよく聞かされてきましたが、実はこれは従来の林業に当てはまることで、きちんとした自伐林業は違ってくるのです。これはこれまでの林業の盲点を突くことではないかと感じます。自伐そのものがこれまでの林業の盲点を突いてきたのですが、さらにその上を行くことがわかってきました。環境保全型林業、土砂災害防止型林業を示す重要な視点になりそうです。
皆さんわかるかな。写真はそのヒントです。

e0002820_17063049.jpg
e0002820_17062962.jpg
e0002820_17063041.jpg
e0002820_17063194.jpg
e0002820_17062955.jpg
e0002820_17062823.jpg


[PR]

5月3日は、気仙沼地域エネルギー開発㈱の高知林業合宿組のメンバーを案内して、皆で馬路村千本山の天然杉を見てきました。
コアになる山林は10ha程度ですが、その周辺約200haが保護林となっています。
千本山はなかなか行く機会がなく今回が初めてです。
スギとヒノキの大木が林立しており、約200~300年生の森です。林齢的には奈良の清光林業さんの森と同じぐらいですが、時々300年以上ではないかという大木があり、清光林業さんの森より一回り古い感を持ちました。日本の杉林天然林の代表格というところだと思いますが、岡橋さんや橋本さんの永続的な森林経営により出来上がってきた森は、この天然林に非常に近いことがよくわかりました。この点を確認できたことは非常に重要です。

木と木の間隔は意外と狭く、約5mという状況です。1haに約300本の針葉樹があり、スギが大半ですが、ヒノキの大木もありました。平均のhaあたりの材積は何と約1900m3です。岡橋さんの大径木の森が約1400m3ですので、一回り古いのがよくわかります。一番大きな木で1本38m3というスギもありました。
岡橋さんと橋本さんでは、橋本さんの山が千本山の天然山林に近い感じがします。橋本さんの山は100年後こういう山林になるのだろうと容易に想像が付きます。
この山の立地を見ていると決して特殊ではなく、高知県内ならほとんどの地域でできることを感じます。千本山はある意味、自伐型林業者の目標山林になりますね。長伐期択伐施業で銘木も生産しつつ、生産量も増やす施業を展開しないといけないとつくづく思います。
こういう山を見ていると、50年皆伐施業はいかにももったいない施業であることがよくわかりますね。

e0002820_15250745.jpg
e0002820_15250844.jpg
e0002820_15250883.jpg
e0002820_15250851.jpg
e0002820_15250792.jpg


[PR]

葛巻林業が破産したと、岩手日報が報じています。
葛巻林業の遠藤さんとは10年来の友人で、木質バイオマス利用の先駆者です。
彼はチップとペレット、こちら自伐+薪ということで、方向性は違いましたが共に木質エネルギー利用の初期から切磋琢磨してきました。
単にチップとペレットが売れなかったというより、広葉樹を出荷する人が少なくなりチップ生産量が減ったことが背景にあるのではないかと感じます。
以前から自伐型林業者を育て、そこから安定的に材を購入する仕組みを創らなければ、チップ業も危ういよ。と遠藤さんや葛巻森林組合に進言させてもらっていましたが、自社システムとしては展開できなかったようです。
彼は、仁淀川町で自伐林家による林地残材の収集システムを構築する際には、反対論者が多い中、推進委員として唯一人、最初から支持してくれた人だったので今回の破産はすごく残念ですが、復活を目指してもらいたいですね。

ここで教訓にしなければいけないのが
木質バイオマス利用で最重要時は原木を出荷する人の育成と収集システムをきちんと構築することがいかに重要かわかる事例です。木質エネルギー利用はあくまで林業の補完システムです。根幹の林業、特に低質材を出荷できる自伐型林業者を如何に多く育てておくかは実に重要なことです。
しかし、現在の多くの木質バイオマス利用は専門家も実施者も全くここが抜け落ちています。特にひどいのが大規模木質発電ですね。
数年すると、大規模発電事業者が同じようになっているかもしれませんね。

e0002820_17495255.jpg


[PR]
中国地方は、島根県を先頭に自伐型林業が徐々に広まっておりますが、中国新聞が論説してくれています。
こういう理解が、もっともっと広まってほしいですね。
広島の高成田氏(ワーカーズコープ)より送ってもらいました。
最近は、揚げ足を取るジャーナリストが多い中、こういうきちんと正当に真正面から捉えるジャーナリストが増えてほしいですね。
e0002820_21392465.jpg

[PR]
←menu