<   2011年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

今後、農山漁村における持続可能な仕事の中心になるのは、シンプルで参入容易な林業と農業なはずで、林業は自伐林業、農業はCSA農業ではないかと考えていました。自伐林業はある程度見通しがついてきましたが、とうとう農業の方にも踏み込むことになりました。本日その試行に向けた打合せをおこないました。
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日本ではまだ、本格的なCSA農業は実施されていないのですが、結構本気でこの地にて始まりましたよ。
集ったのは、消費地である高知市二葉町の方々、生産者側の仁淀川町、佐川町の農家の方々、コーディネートする我々という面々です。高知市二葉町は震災による津波に襲われたとき確実に水没する地域です。二葉町の主目的は疎開地の確保です。生産者地区の目的は農産物販売です。目的と手段が反対になっている地域どうしですが、これを乗り越えてお互いが利益を共有できるような取り組みとして考え出され、スタートして取り組みです。このあたりが非常にユニークなのです。何とか協力して結果の出る取り組みに仕上げたいと思います。
アドバイザーとして(株)アグリシステムソリューションの松村氏を招いて検討会をスタートしました。
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佐川町の有機農家田村くんです。彼の有機農業のやり方に皆さん興味津々です。佐川町の生産者は皆彼の弟子です。消費者の方々はまだ彼の実力をあまり知らないのですが、彼は全国レベルの実力者です。たぶん野菜の供給を受け徐々にわかってくるでしょう。
それはさておき、何とかテスト的にスタートすることで合意しました。9月から試行をスタートします。はてさてどんな具合に発展するか楽しみです。皆さん協力よろしくお願いいたします。
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これは本日(2011/07/29)の高知新聞朝刊の社説だ。この内容を見て何とも思わない人は、林業を基本的に理解できてない人だ。2.2倍にするということはどういうことかまず理解しないといけない。この社説でも建築用材に触れているが、建築用材の国産比率は既に50%超え、60%も超えているのではなだろうか。日本のスギはかなり安く、たいがいの外材より安くなっているのでもう既にかなり国産化しているのである。国産化されていない材というのは、パルプ材やエネルギー材等の低質材である。

この社説では「日本の森林は零細所有者が多く、作業道も十分に整備されていない。これが高コストにつながっており、この構造を改善する必要がある」「再生プランは作業道を集中的に整備するとともに、高性能の作業機械の導入、効率的な木材加工、流通体制の整備などを通じ、林業を成長産業に育てることを目指している。その方向性に異論はないが、大切なのはそれぞれの施策を着実に実行することだ。」と断定している。

先に述べたことすら、わかっていないようなのに、国の施策だからといって断定した内容の社説を展開してもいいのだろうか。恐らく林業の現場すらろくに知らない机上論者が、国の施策ありきで書いてしまった記事ではないだろうか。あまりに浅はかである。全国でもこのプランに賛成できないと言っている、林業者は数多い。調査結果でも半分に及んでいる。これはあまりに不安をあおる計画であることを証明している。高知県の森林組合連合会ですら不安を表明している。高知新聞はこの背景は何かきちんと確かめる必要があるのに、それはまったくせずにこのような決めつけの社説を載せるとは言語道断である。ある意味情報操作である。本日明るみに出た原子力安全保安委員の「やらせ」と同じである。まったく気分の悪い社説である。

所有と施業を分離し、大規模に集約して森林組合等の業者に委託して施行させる手法は、森づくりの視点がなくなり、山を壊す、伐りすぎる、そして最後は再造林を伴わない皆伐(はげ山)に至る、土砂災害を誘発させる等の問題が指摘されている。物部川上流や小田深山では既にその問題が発生している。
また生産性を追い求め、高性能機械化により、かえって高コスト(人件費、燃料費、償却費、メンテ費等)になり採算が合わなくなる。そのために人件費を削減に走り、木の伐り過ぎ、荒い施業、外国人労働者化という問題を引き起こしている。特に低質材(パルプやエネルギー材)に、生産性と効率を上げて採算を合わせる方式が現実的に通用するなどと言うことは、世界的にも成し遂げられていないことなのだ。要するに傾斜のきつい日本の山林では無理と言うことだ。
また一人1日10m3以上というような目標が定められ(この現場がどういう状況か皆ほとんどわかっていない、凄まじくきつくてつらい現場ということ)、これが山荒らしの原因になったり、事故多発、劣悪の労働環境につながり、雇用の不安定化に至っている。これはこういう林業を先に実践した先進国、ドイツやカナダ、スウェーデン等でも起こり問題になっている。

こういう内容を、我々土佐の森・救援隊は熟知して、その解決策として「自伐林業」方式を提唱しているのである。この古くて新しい手法が、行き詰まった林業を再生させる近道であることを理論的にも、実践的にも実証してきた。高知新聞も取り上げてはいたが、まったく理解していなかったことが今日判明した。誠に残念である。もっともっと頑張らないといけないということだろう。昨日に「ガレキ発電」とともに日本の林業行政は実にやばいところに至っているといえる。
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土佐の森・救援隊の金曜日は「薪割り」です。
今日も炎天下ですが、10人を超える方々が集って「薪づくり」です。吉里吉里でも造っているであろうことを創造しながら。
薪づくりというか、「薪投げ」のような雰囲気ですね。
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一部の方は、自らの薪ストーブのために冬に備えた蓄えのためです。
それにしてもコンクリートの上は本当に暑いですね。みなさん熱中症には気をつけてください。
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また短絡的なシステムが大規模に展開されようとしています。「ガレキ発電」を被災地に全面展開すというものです。既に予算化され動き出しているようです。
ガレキで発電している間はまだいいのですが、問題はその後です。間伐材を使うと言っているのです。こうなると一気に危険性が高まってきます。

問題①:木材を使ってエネルギー化する場合、発電は効率が悪く熱利用の約1/3です。熱利用の3倍もの木材を必要とするのです。これ故、専門家の中には木材による発電を批判する人は多いのです。要するに「日本の木を発電に利用すると森がなくなる」ということです。

問題②:一度動き出すと1箇所で大量の木材が必要となる。集まらなければ止まってしまうため、メチャクチャな策を打って出る。現在民主党というか菅直人首相が退陣の条件にしている「全量買い取り制度」や数年前に林野庁が実施したバイオマス補助金(発電原料収集運搬に1m3、6000円の補助金を出す)というような、林業システム自体を脅かすような、また無視した政策が打ち出される。数年前実施された1m3、6000円の補助金は、エネルギー材自体の買い取り価格を3000円とすると補助金と合わせると9000円/1m3となる。これは当時のスギ(建築用材用)の価格以上である。こういう事がなされると、原木市場や製材所へ販売するより発電所へ持っていった方が特になる。故に森林組合や業者は一気に雪崩を打ったように発電所へ持っていく可能性がある。するとどうなるか、発電所はとにかく材がほしい、業者は儲けることをしたい。この結果は明らかですね。皆伐(はげ山)をしてどんどん材を供給するという最悪の事態が起こりえるのです。

問題③:もしこういう状態が少しでも起こってしまったら、三陸地域はリアス式海岸で、海と山が隣接しています。この地形を利用した養殖業や沿岸漁業が盛んなところです。今この漁業の復活に皆さん努力されています。山が正常な状態ではじめて海が良好に保たれ漁業ができる場所なのです。故に「海は森の恋人」なのです。この地でこういう漁業と関係ない業者が皆伐をして山をはげ山やにしたらどうなるか、荒い林業施業をして山を荒らしたらどうなるか、既に釜石市周辺では、はげ山、7割間伐している山、でかい作業道が剥き出しになっている山を多く見かけました。こうなると「ガレキ発電が漁業を潰し、林業をも潰す」可能性があるのですね。たいへんなことです。

問題④:高知でも発電混焼(セメント会社)が始まっていますが、やはり大量に木が必要になるため、自伐林家等の個人の出荷を認めていません。少量に持ってこられると手間がかかるのでダメということのようです。業者だけのシステムになっています。山林所有者や山村地域は関係なしです。地域振興にもほとんどつながりません。

こういう問題点を考慮せずに、行政と業者たちだけで進められようとしています。非常に問題です。三陸地域のみなさん是非声を上げるべきですが、こういう情報がなかなかわからない、伝わらないというのも問題です。どうすべきか・・・

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この写真は仁淀川流域のバイオマス集積土場です。現在主力商品が写っています。手前はパルプチップ屋さんが材を取りに来ています。奥にはきれいに割られた薪が積んであります。この2商品だけで、山側からは制限なくいつでも材を購入できます。発電やペレットは必要ないですね。シンプルなバイオマス利用で十分なのです。変な高投資は必要ないですね。失敗の元です。NEDOでわかっているはずなのですが、また総務省にもこじゃんとやられたはずなのに、やろうとしています。林業への悪影響もかえりみず。
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「633美の森」こと吾北生産森林組合の森に計画中の交流館の設計書が出来上がっています。
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設計:松宮かおる
施工:安藤忠広
です。出来上がりが楽しみですな。
かおるちゃんの処女作とのこと。設計士デビューおめでとう!

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土佐の森・救援隊メインフィールドとさせてもらっているところの拠点になります。自伐林業方式展開の拠点ですな。
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深澤さんからの吉里吉里通信です。吉里吉里の復興は加速しておりますね。

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吉里吉里国を応援いただいている皆様

先週は36℃を超えた吉里吉里も今朝は最低気温が16℃でした。
釜爺は、フリースを着て薪ボイラーの「最後の」煙管掃除を。
2台のボイラーには、4ヶ月間よく頑張ってくれた、と精一杯の労いの言葉をかけました。

さて、今日の吉里吉里国ニュースは沢山ある中から2つを厳選。
【復活の森づくりに向け、林業大学校講座第2回を開講】
【「復活の家プロジェクト」が始動】
です。

【復活の森づくりに向け、林業大学校講座第2回を開講】
7月16日から18日の3日間、吉里吉里国立林業大学校講座第2回が、吉里吉里避難所に隣接
するキュウスケドン所有林で開催されました。
第1回のチェーンソーの基本技術の実習として伐倒された間伐木とその後に「復習」とし
て伐倒された木の合わせて百本以上のスギの木(枝を払っただけの全幹材)を「土佐の森
方式・軽架線」により町道脇の土場に集材しました。
京都学園大学から寄贈された林内作業車など(重量700㎏ほど)を中心に吉里吉里国建設
大臣所有の6トン級グラップル・ローダーも使って、大型車1台分以上を集材し、そのうち
の多くを4mの長さの丸太に切りました。

講座への参加者は、NPO吉里吉里国からの10名をはじめ、宮城県から2名、秋田県から1
名と土佐の森・救援隊関係者10名。大槌町の林業振興を担当する沿岸広域振興局農林部の
林業普及指導員さんにも参加、指導をいただきました。
この林業大学校講座は、吉里吉里国にとどまらず、東北地方全体への自伐林業の普及の足
がかりになりそうな勢いです。

吉里吉里国の「伐りレンジャー」達は、土佐の森・救援隊をはじめ多くの方々に指導、支
援をしていただきながら、長さ20mを超えるスギの木もワイヤーロープと林内作業車を使
えば、簡単に急斜面から引き上げができることを体験し、そのほかにも多くの技術や安全
対策を体得しました。それらの様子はどうか添付の写真をご覧ください。

吉里吉里国内からは「われの山も間伐して」との要望が多いことから、自伐林業方式によ
る間伐を「復活の森プロジェクト」として位置づけ、今後も「復活の薪」と並行して展開
していくことにしています。

第3回講座は、8月下旬に「海にもやさしい道づくり」をテーマに作業道開設技術を現地で
学びます。
毎回の講座の講師や準備をしてくださる土佐の森・救援隊はじめ関係の皆様には本当に頭
が下がります。

【「復活の家プロジェクト」が始動】
間伐して、道路脇まで運び出した木はどうするか?
森林組合さんなどにお願いして買っていただき、売上収益は山主さんとNPOで分け合うこ
とにしていますが・・・

前回報告した「迎賓館」が7月22日に完成し、そこに宿泊しているボランティアの方か
らは、「暑い日でも夜は窓を閉めなければ(涼し過ぎて)眠れない」との好評をいただき、
吉里吉里国作業所を訪れる方からも「エッ、これが1棟百万円ちょっと?それなら2棟欲
しい」
などの声が続出しております。
またもや、注文の多い料理店 嬉しい悲鳴状態です。

そこで、この迎賓舘として使用・展示している「ギャンブレル屋根型仮設小屋」の企画・
販売元である遠野木工団地の関係者の方々と今後の販売について相談しました。
その結果、NPO吉里吉里国建設省が受注・施工を行なうことで合意。
吉里吉里国が遠野木工団地から木材部材のキットの供給を受け、吉里吉里国が断熱材など
の建材を調達して、現地(吉里吉里国周辺)の大工さんが施工する、という方式で被災地
の新たな雇用や建築業者の再建につなげる「復活の家プロジェクト」が生まれました。

この「ギャンブレル屋根型仮設小屋」ですが、
基本は間口約3.6m(2間) 、奥行き約5.4m(3間)で約6坪(12畳大)ですが、奥行きはどこ
までも伸ばすことは可能ですし、この構造物を2階部分に使うことも出来ます(1階は例え
ば間口2間の直方体構造にして、その上に「ギャンブレル屋根型仮設小屋」を載せるなど)

写真を見てお分かりのように2段に折れた屋根構造となっていて、その屋根裏を部屋空間
として活用するものです。「農家の牛小屋などに使っているマンサード屋根じゃん?」と
思われる方も多いと思いますが、マンサードは「寄棟」の2段勾配屋根(昔の小学校など
にあったのではないでしょうか?)で、一般的な牛小屋などに使われているものは「切妻」
の2段勾配屋根である「ギャンブレル屋根」というのが正確な名まえとのことです。

遠野木工団地から、木材部材キットを運んでくるトラックには、もちろん「復活の森プロ
ジェクト」で生産した丸太を積んで行き、森林組合の木材センターに降ろしてくる、とい
う「復活の森」と「復活の家」の地域内資源・経済循環がここに生まれることになるので
す。
もう、吉里吉里国建設大臣は大きなマナゴ(眼)をキラキラ(ギラギラではありません)
させて、張り切っております。
このプロジェクトが、仮設小屋から本当の住宅再建へとつながり、それらに被災地の方々
が直接関わりながら成し遂げられていくことを心から願っています。

このほかにも
【瓦礫仮置き場からの廃木材を獲得が可能に】
【復活の船プロジェクト】
【復活の森サポーター】
など、ニュース、アイディアが次から次へと湧き出ている吉里吉里国ですが、
釜爺は「一体それをやる人どこにいるのだ?!」との自問自答をしながら、8月5日で終え
ることになった河童薪風呂の先の夢を見ているところです。

薪割れば夢が湧き出る吉里吉里人
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岩手県 県南広域振興局
遠野農林振興センター
林務課
深澤 光(hikari fukazawa)
h-fukazawa@pref.iwate.jp
TEL0198-62-9933
FAX0198-62-9899
震災に
   負けてたまるか!
        岩手県
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今回は「間伐材の搬出」研修です。メイン機器となる「土佐の森方式軽架線」の贈呈式です。
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セットアップの研修中
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搬出開始
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搬出中、自然光のスポットライトもあたりましたね。
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二日間(初日は午後からですから実質は1.5日)で10m3以上の間伐材を搬出できました。
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今回の搬出研修に当たっては、林内作業車メーカーの筑水キャニコムさんにも協力いただき、1台貸し出していただきました。また遠野シルバー人材センターからもお借りできました。また遠野農林振興センター深澤さん、釜石農林振興センターの県の方々にも支援いただきながら進められました。誠にありがとうございました。
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今回は土佐の森の「林業ガール」も大活躍です。写真撮影しているのは、吉里吉里国報道官の芳賀太一君です。
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それと今回の大きなニュースとしては、吉里吉里国にてモリ券が使えるようになりました。ここが第1号店です。
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吉里吉里にていち早く、店舗を借り復旧して、営業再開にこぎつけた酒屋さんです。
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地域の方はじめ、薪割りボランティア、そして土佐の森メンバーも使いました。
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3日目が終了し、無事の終了式です。一歩一歩着実に進んでいます。吉里吉里の皆さんが一気に山に入っていく日も近いと確信しますね。皆さんお疲れさまでした。
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それから、またしても吉里吉里地区の方々に歓待していただきました。誠にありがとうございました。
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岩手吉里吉里国までは1400kmの道のり、道中はとても長いのです。
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明石大橋のSAで一休み
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ここはどこだ?滋賀、長浜の賤ヶ岳ですな。
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富山の北アルプスにはまだ雪が。
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富山には散居集落が多いのですな。
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やっと合図磐梯山まで到着しました。もう夕方です。
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この日は福島県中島村、田植さんの奥さんの実家に泊めていただきました。ありがとうございました。明日吉里吉里入りです。
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吉里吉里国林業大学校のUPばかりで恐縮ですが、順を追って報告します。

まずは深澤さんからの通信です。
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皆様

吉里吉里にも夏本場がやってまいりました。
暑中お見舞いとご支援への御礼を申し上げます。

今日のニュース(ご報告)メインは、
「吉里吉里国迎賓舘完成に近づく!」です。

吉里吉里国には、既に
第1号館(3坪半の綺麗なコンテナハウス=事務所兼貴賓室)
第2号館(3坪のコンテナハウス=休憩所兼重要備品倉庫)
第3号館(3坪のコンテナハウス=消耗品、用具倉庫)
が立ち並び、このほかに倉庫や作業所として使っている6坪のテントが2つありますが、
新たに
第4号館として、6坪の「迎賓舘」が協同組合森のくに・遠野協同機構から提供され、本
日7月15日に竣工の運びとなりました(工期は、7月11日から15日)。

この「迎賓舘」は、協同機構が盛岡市のドット・プロジェクト、岩手県立大学のご指導に
より、「熱損失係数」=1.0以下の非常に断熱性の高い(この性能の住宅はそこらにあ
まりないです)被災地用仮設建築として開発・試作されたもので、まさに「迎賓舘」に相
応しい居住性の高さを特徴としております。
猛暑の中、たった3日間で建て方をしてくださった職人さんをはじめ関係者の皆様には改
めて御礼を申し上げます。
是非、この迎賓舘を見て、入って、泊まって(=働いて)みてください。そして、この建
物をPR、購入していただければ幸いです(販売予定価格は6坪で100万円ほどとのこと。
終の棲家(近頃、男の隠れ家などともいうようですが)にいかがでしょ?)

薪作り・発送も全力で行なっております。
最近は郵便局から届くご注文票が減ってきておりますが、それでも抱えている受注数量は
4千袋(40トン=2百万円)を超えております。
夏休みシーズンに入り、学生さんの釘抜きなどの応援をお待ちしております(迎賓舘にお
泊りいただけます=定員が10人ですので、kirikirikokumaki@yahoo.co.jpにご予約をお
願いいたします).

また、「復活の薪」用材としての瓦礫木材の確保についても、ようやく3ヶ月越しの大槌
町役場地域整備課への協議が実現し、「地元団体とわかるよう表示し、事故責任はNPOで、
かき揚げ(瓦礫をバックホウでうず高く積み上げる)作業の支障にならないよう」との条
件付で、海岸近くのビルディングの様な瓦礫山からの廃木材の集荷の禁止が解けました(
絶対に「許可」とは言わない、釜爺はじめヤクニンって言葉巧みですよね)。

森からの丸太生産も準備が着々と進んでいます。
釜爺も風呂焚きの合間を縫って、チェーンソーを持って森へ(これも林業普及指導員の本
来的な大切なお仕事)。
22勝4敗(間伐した木26本中「かかり木」になったものが4本)
という、3年ぶりの樵(きこり)にしては、まずまずの立ち上がりです。
明日16日からは、土佐の森・救援隊10名の師匠を迎えての3連戦。
「吉里吉里国立林業大学校講座第2回(造材と林内作業車による軽架線集材)」
です。次回のレポートで詳細を報告したいと思います。

お蔭さまで河童薪風呂支援」(吉里吉里の方々は皆「とおの風呂」と呼んでいます)もゴー
ルが見えてきました。
7月30日には、吉里吉里避難所に残っている方全員の仮設入居が決まる(鍵がもらえる)
ことになり、その辺で我々風呂焚きチームは失礼させていただくことになりそうです。

「吉里吉里国河童薪風呂」にご協賛・ご支援いただいた企業様・団体様には8月上旬に御
礼に伺いたいと存じます。
本当にありがとうございました。
これからもNPO吉里吉里国へのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

寂しさと安堵が混じる吉里吉里人
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岩手県 県南広域振興局
遠野農林振興センター
林務課
深澤 光(hikari fukazawa)
h-fukazawa@pref.iwate.jp
TEL0198-62-9933
FAX0198-62-9899
震災に
   負けてたまるか!
        岩手県
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新たな宿泊所「吉里吉里国迎賓館」の建設状況
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昨日のひょっこりひょうたん島
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本日のひょっこりひょうたん島。えらい違いですな
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