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e0002820_2216956.jpg昨日の日曜日は県外2箇所からの視察を受けました。山口県周南市の方々と、愛媛県西予市の方々です。総勢で30名ほどおられ、外気温も熱中しておりましたが、山の中も熱くなりました。
e0002820_2219211.jpgもっぱら軽架線による搬出現場を見てもらいました。プロの方もおり、熱心に見学してくれました。作業道にも興味を持っていただけたようです。
e0002820_22213351.jpg西予市は何と原木からのペレット製造に着手する直前であるとのこと。仁淀川町の現状を包み隠さず、話しをしました。ちょっとショッキングな情報になったかもしれません。こんごどのように判断されるのでしょう。一方周南市はこれから検討していく段階とのこと、今回の視察情報をうまく活用していただきたいですね。
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e0002820_2143483.jpg梼原町のペレット生産現場を視察してきました。仁淀川町に比べると施設の構造、手順等かなり上回っていますし、考えられてもいました。無駄もだいぶん少ない感じでした。
e0002820_2146339.jpg補助金も上手に使っているようでした。しかしそれでも採算割れを起こしているようです。補助金は1~2年で切れてきます。そうするとさらに悪化します。
e0002820_2150840.jpgちょうど材が入荷してきました。この材は製材の端材です。この材の比率が高くなると、赤字幅が少なくなるということです。やはり製材端材を原料にしないと厳しい現実がここにあります。梼原は最初から自立型故、覚悟もあり、設計もシビアに検討され実施されたものですが、それでもこのように厳しい現実です。原木からのペレット製造は無謀な挑戦であるということです。銘建ペレットに加え、中国木材ペレットという、大量生産する製材端材ペレットに立ち向かうのは並大抵ではありません。無謀なのです。それらに加え「カナダペレット」という特殊事情ペレットまでが参入してくるようです。流通価格は25円/kg程度以下に収れんされてくるでしょう。こうなるとさらに厳しくなります。西田ブログによると、高知県の考えは簡単に県内ペレットが出来てくるようなことを言っているようですが、この現実を前にどういう根拠でそんな安易なことを言っているのでしょう。不可思議きわまりないですね。
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これは1次破砕、2次破砕機ですが、製材由来の原料にはないのが、この1次破砕と乾燥です。ここに大量のエネルギーとコストと技能を費やすのです。これこそ無駄ではないでしょうか。原木からのペレットは製造時に大量のエネルギーを使い、Co2を排出するのです。
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先月末に東京へ行った際に、久しぶりに富士山を見ることができました。富士山を見ながら天王山を思い浮かべていました。

現在の木質バイオマス利用は天王山というか、踊り場にいるというか、
「企業・業者中心のグローバルバイオマス利用」に動くのか、「住民やNPO中心の地域循環バイオマス」へ動くのか正念場ですね。NEDO成果報告会では企業中心では地域システム化できないことが実証されたのですが、妙に覆い隠され実態がわからないような報告になってしまいました。報告書のほとんどを企業や業者が買いといるからだろうと感じます。しかしこれは仕方ないことですが。この結果を皆が、地域が読み解けるかです。

高知県も過渡期に来ています。これまで土佐の森・救援隊は、収集運搬システムで、大規模化、集約化、大量生産・大量消費というグローバル的なものと戦ってきました。この流れに風穴を開けるべく奮闘し、一定の成果をあげて来ました。今後はバイオマスシステム全体に於いても同じ厳しい戦いを強いられそうです。
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e0002820_21134598.jpgこの小さなハウスに、薪ボイラーが設置されていました。他にも何カ所か導入されているそうです。
e0002820_21151712.jpgここは福島県古殿町です。福島はあまり目立たないのですが、何か着実に実行されている感があります。他の箇所はトマト栽培に導入しているとのことでした。
e0002820_2117444.jpg街道沿いには、薪メーカーも存在していました。5~6人の職員の方が汗を流していました。この町行政がうまく仕組みつくれば化けるかもしれないですね。自伐林家も8人ほどいるとのこと。この方々を活かすシステムを創れるかどうかですね。
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