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東洋町が温浴施設に導入した薪ボイラーを見てきました。今年の5月に導入したとのこと。2年前に木質バイオマス導入を町長に進言していましたが、その後独自に推進されていたのですね。担当の課長が対応してくれましたが、ペレットボイラー、チップボイラーと検討したようですが、最終薪ボイラーに落ち着いたようです。素晴らしい判断ですね。高知県のペレットボイラー推進には目もくれず、独自判断したようです。そのあたり得意げに話されていました。賢明な判断ですので、もっと得意になってもらっていいですね。
e0002820_22371012.jpg仁淀川町の役場の方、片岡さんも行かれ、真剣に内容を伺いました。右側の方は担当スタッフの方です。町長の配慮で、役場担当者、現場スタッフに加え、導入業者の方も対応してくれました。誠にありがとうございます。
e0002820_2240486.jpg薪投入の模様です。2m材まで投入可能です。ほとんど薪割りする必要がないですね。また完全に乾燥する必要もないですね。このあたりが薪ボイラーのいいところです。気温35度前後ありましたので、とても熱かったのですが、そんな苦にではなさそうですね。
e0002820_2244989.jpgあまり大きな風呂ではないですが、土日は1日100人程度の方が入浴に来られるとのことです。
e0002820_22455191.jpg甲浦のホテルの横にあった研修施設を改造してこしらえたようです。高知県内の温泉施設がこの対応をとっていただければ、高知の森林・山村の再生に直結するのですが。
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芸西村のハウス加温に導入されているペレットボイラーです。ちょっと見にくいですが、ボイラーは東洋町の薪ボイラーに実に似てますな。ペレットありきの推進は危険ですぞね。この芸西村のペレットボイラーは県外の輸入材で造られたペレットを使っています。故に、ペレットボイラーが増えても、高知県の森林・林業再生に役立ちません。それに加え原木からのペレット製造は採算が合わないですね。薪ボイラーが増えた方がずっと役に立つということに気付かないといけないのですが、林業現場を皆知らないためにこのあたりがわからないのです。困ったものです。
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年度初めは少なかった視察が徐々に増えてきそうです。食環境ジャーナリストの金丸弘美さんご夫婦が視察に来られました(雑誌サライの編集者の方も一緒来られています)。分野の違う食の専門家なのですが、小規模林業による地域振興に大変興味を持ってくれております。土佐の森・救援隊の大きな応援団になっていただけそうです。
e0002820_22154977.jpg視察日は梅雨の最後にあたり、かなりの大雨になりましたが、午前中何とか現場作業できました。イメージをつかんでいただいたものと思います。
e0002820_22173929.jpgバイオマスプラントの林地残材受入状況なども見てもらいました。
e0002820_22182072.jpg 林業の専門家ではないため視点の違いがいろいろ勉強になりました。今後、農山村再生のために連携していきたいと思っています。
早速、ご自分のブログにUPしてくれています。
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NEDO事業で実施してきた仁淀川町の木質バイオマス利用システム、実際に運営してみると、大問題がいくつも見えてきました。信号に習って色分けしてみました。成功したのは青の林地残材の収集運搬システム、今後ももっと拡大していきたいですね。しかし、そのあとの利用方法については、黄色と赤です。特にバイオマスのガス化発電はレッドカード状態です。まだ開発途上、営業開始できるような状況ではありませんでした。製品にあった使い方をしなければならないのですが、あまりに理想を追いかけすぎて、高度な利用を目指しすぎて、逆に全く利用できないという状況に陥ってしまいました。はてさてこれを今後どうするか悩みが深いですね。原木からのペレット化というのもイエローカード状態です。ペレット市場というのは製材端材やおがくず、産廃木という原料が無料であったり、乾いている原料から造られているものが主流です。原木を買い、チップにし、乾かし、固めるという行為をする上に、原木の水分率を一定に保つというのは至難の業という状況で、このペレット市場で生き残るというのも至難の業なのです。
3ヶ月間でわかってきたことは、あまりにも高投資、高性能、高付加価値へ行き過ぎたということです。そのために、高専門性、高人件費、高経費、採算悪化という悪循環に陥っているという現状です。では今後どうするか、木質バイオマス利用は後退させたくない。レッド状態はとにかく停止し、他の利用方法があるか検討し、ない場合は早急に処分する。イエローは継続し、経費削減及び付加価値を探す。そして新たな低コストな利用を開拓する。そこで考えたのが以下のような仕組み。
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シンプルisベスト、薪利用です。先日、県のバイオマス推進委員会で薪利用によるバイオマス利用を訴えたら、若い委員に鼻で笑われてしまいました。まだ彼らは高投資、高性能に酔っているようです。まあそいうのは横に置いて置いて、地道に薪利用を進めていかないと、仁淀川町のバイオマスシステムはつぶれてしまいますね。この1年が勝負です。最近はこのあたりのことばかり対応していて、ブログを更新することもなかなかできませんでした。
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今年は林地残材収集に対する地域通貨による環境支払いを四半期単位に割り振っているので、7月は地域通貨支払い再開月(2回目)です。何とこのように、7月1日の1日で94㌧集まりました。1週間で400㌧近く集まり、地域通貨の財源も1週間でなくなりました。何ともすごい効果ですが、これがなければ集まらないということでもありますね。完全に収集運搬の中枢をなしています。役場の幹部の方は「この環境支払いの仕組みは単なる呼び水だけだ」という方が多いですが、全くの間違いですね。よく見てもらいたいものですね。
何と初日は、のべ44人の方々が出荷してくれました。過去最高です。

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先月、朝日新聞にこのような記事が載りました。林業現場からのレポートです。よく現場の声をくみ取っていると思います。森林・林業再生プランの問題点は、集約林業が大前提がになっている点です。集約林業は企業体がおこなう専業林業が対象です。非常に狭く一律的な林業でものを考えています。このプランでは当然記事のような方々は対象外となってしまいます。このプランが異常なスピードで推し進められていることに対し、非常に危惧を覚えます。多様性を認めない林業になってしまいそうです。この朝日新聞の記事は、この危惧感から出た記事です。森林・林業再生プラン推進者に一読してもらいたい記事ですね。
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