<   2006年 04月 ( 12 )   > この月の画像一覧

成山の里山を 「植生探索ツアー」をおこないました。インタープリターは高知大学の石川教授です。少々雨が降りましたが、実におもしろいツアーとなりました。定期的に草刈りする場所、田んぼの中、畦、林縁部、林内、湿地、岩場、等みな植生の違いに、日頃見慣れているところに新たな発見、驚きがたくさんありました。
e0002820_2036345.jpgノカンゾーの茎はとても甘くおいしいことがはじめて知りました。カンは甘いということです。皆ノカンゾーの茎を必死でほおばりました。
e0002820_20393080.jpg無農薬ほっとけ農法の棚田には「春の七草」が全てそろっていました。耕起前の棚田の雑草はほとんど食べられるのです。一年草にはほとんど毒はないということです。
e0002820_20423052.jpg水滴したたる岩場にあった「イワジシャ(イワタバコ)」です。ガン抑制効果あるとのこと。高級山菜です。
e0002820_204669.jpg採取した山菜を仕分けしています。だいたい20種類くらい採っているでしょうか。
e0002820_20483128.jpgセリのおひたし。三杯酢で食べました。超美味でした。
e0002820_20494521.jpg変わったところで、野アザミの新芽です。天婦羅にしました。肉の一切ない、山菜だけの食事はたくさん食べられました。とても満足!
e0002820_20535666.jpg腹が張った後は苗作りです。モミを苗代にまきました。
e0002820_20523823.jpg麦も順調に育っています。
e0002820_20552513.jpg今成山にはドウダンツツジとオンツツジが咲き乱れています。
本日は実に充実した一日でした。
[PR]
「高知県ふるさと回帰支援センター」のセミナーがあるというのでちょっと覗いてきました。
e0002820_223258100.jpg同センター全国組織の顧問をつとめる菅原文太さんが基調講演をおこないました。菅原文太さんは、わりあい最近焼畑の会の上田さんが会談され「以外に話しのわかる方だった」と聞いていたので興味がありました。そのとおり随所でいい話しをしてくれました。
e0002820_22382678.jpg続いてパネルディスカッションです。全部で6人ほどおられたのですが、知事と菅原さん以外はちょっと勘違いしているのではと思われる発言がいくつも飛び出し、幻滅させられました。特に高知の組織の事務局長にはがっかりさせられました。「受け入れ組織とのタイアップは、農協、森林組合、漁協、市町村以外とはタイアップしない、農業はじめる方なんかが農協を通さずに直接販売する連中がいるがもってのほか、こんな個人行動では広がりが出ないのでだめ。個人や任意団体とは連携しない」とのこと。なんと傲慢で古臭い考えか。情けないかぎりです。ふるさと回帰は主に定年帰農、定年帰林、等です。故に自給農家や、自伐林家を支援する仕組みや、受け入れ組織が必要です。これらの農林家を否定しているような××組合にそういう対応はなかなかできませんね。そこであたりを見回してみると、今日の参加者は、連合、農協、森林組合、漁協、マスコミ、県庁ばかりでした。既に設立して半年以上経っているのですが「実績は何もない」と平気で言う始末。「今度は東京でシンポをやろう」という事務局に対し、菅原文太さんもいらだって「シンポなんかどうでもいい、具体的な取り組みを起こせ!」と言い放たれました。
e0002820_22551087.jpgこの中では唯一、受け入れを徐々に進めている北村さんです。北村さんからは熱い話しがありました。
e0002820_2257532.jpgいの町の「農泊ガイド」を見る菅原文太さんです。参加している面々が組織の面々ばかりのせいか、あまり菅原文太さんのところへ話しに来ません。故にわたくしが結構長い間(20分ほど)菅原文太さんと話しすることができました。特に焼畑の話しにはとても興味を示され、一度話が終わった後また呼ばれ話しをしたほどでした。上田さんのことも覚えておられました。また、知事へも最近の焼畑、森林、棚田の報告をすることもできました。
[PR]
4月15日植生探索ツアーは中止になりましたが、山岡さんと古谷さんが生き物調査をしてくれました。
e0002820_9174891.jpg羽化したばかりのトンボです。
e0002820_9202033.jpg2時間すればこんなに立派な成虫になりました。
e0002820_921049.jpgおたまじゃくしがうようよ。山岡さんの食卓にあがったか否か?
e0002820_922324.jpgアマガエルですね。シュレーゲルも見かけました。
e0002820_9231646.jpgおなじみタイコウチです。
e0002820_9234524.jpg沢ガニ君。今年も食卓にあがるのでしょうか。
e0002820_9243911.jpgいました!ヘイケボタルです。今年もどっさり飛んでほしいものです。
季節ごとに報告したいと思います。
[PR]
e0002820_22422853.jpg若葉とツツジが美しい成山の新緑。
e0002820_224942100.jpg本川の未来の森にはクロモジが芽吹いています。なかなか幻想的な雰囲気があります。
e0002820_22512865.jpg間伐された林内一面に自生しています。何度も来ていますが、新緑で改めて気付きました。
e0002820_22531763.jpg山中で採れたコシアブラの芽の天婦羅です。標高の高いところにしかない貴重な山菜です。
e0002820_22551128.jpgコシアブラの酢味噌和えです。なかなかの美味です。ほかにタラの芽、ウドも食べました。ビールがうまい!
e0002820_2258643.jpgうまい山菜の後は釣りざおを手にして「鋸谷式間伐」を実践しました。写真は実地研修をおこなっている中川さんです。
[PR]
昨年12月の大雪により伐開ができず、今年も夏焼きとなってしまいましたが、やっと5月6・7日に伐開することになりました。
●場所:仁淀川町ツボイ(昨年と同じところ)
●日時:5月6日10:00 ~ 7日12:00ごろまで(泊まり可能です)
心地よい大汗をかきたいと思います。参加できる方は是非おこしください。
e0002820_21355945.jpg

[PR]
15日雨で中止になりました以下のツアーを再チャレンジします。

土佐和紙発祥の地「いの町成山」の春を体感しよう♪♪
“春の植生探索&山菜採りツアー”

日 時:平成18年4月29日(土) 9時~13時(雨天中止)

■場 所:いの町成山
 *いの町市街地から車で約20分。
 国道194号沿い近澤製紙・神谷中学校から車で約15分

■スケジュール:
9時00分~ 植生探索&山菜採りへ出発(8時45分「七色の里」集合)
    ・多様な里山・蛇紋岩地植生の秘密とは!食用植物もお勉強!!
・春の花が待ってます♪案内人の高知大学石川先生と楽しく植物ウォッチング!
・まさか、こんな物まで!食べると美味!!花や山菜で天婦羅を楽しみましょう♪
11時00分~ 天婦羅づくり
・地元おばちゃんの秘伝、伝授!!自分で採って、自分で揚げる。
12時00分~ 昼食
・七色の里加工グループ特製の里山料理や山菜の天婦羅を味わいましょう♪

■参加費(昼食代):大人(中学生以上)700円、小人(小学生)500円
■持ち物:景色がたいへん綺麗です、カメラを忘れずに
■締め切り:平成18年4月26日(水)
■問合せ・申込先:
尾崎誠一 TEL 088-843-3911 E-mil:ozaki.smile@car.ocn.ne.jp
中嶋健造 TEL 090-8973-5752 E-Mail:ken_naka@kcb-net.ne.jp

主 催:わしの里元気村  世話人 谷博昭、地元ガイド 尾崎誠一
[PR]
e0002820_2203513.jpg県立美術館の回廊で「あきさんぽ」のパネルが展示されています。竹村君から案内のメールがきておりましたので、ちょっと覗いてきました。
e0002820_2212251.jpgだいたい皆同じところを歩いたのですが、それぞれ視点が違っていて楽しいですね。
e0002820_22253100.jpg素人のさりげない目やコメントを県立美術館にて展示してしまう竹村君も素晴らしいですね。
e0002820_2261715.jpg昼には安芸市の幹部の方のご案内で「安芸散歩」してきました。ここは「土居廊中」です。竹の生垣が美しく住みたくなるような屋敷が並んでいるところです。
[PR]
土を温め熱する・・・草木灰のおもな効能。性質は温め熱し、上へ上へのぼって花と実を目指していく。そのため陰湿だったり霧の多かったりする地域にとっては、このうえなく素晴らしい肥料である。(69巻「培養肥録」)
種の「肌肥」には灰・・・夏の土用のあと八、九月までの間に、原野のかやなどの草やいばらの藪の生い茂っているところへ行き、それらを刈り取って順次焼いて灰にするとよい。篠竹がまじっていると草が一番よい。なぜなら、篠竹は脂気があって、灰にしても目方が重く、効き目が優れているからである。これは、そば、大麦、小麦の肌肥としてよい。農業全書には「灰がなければ、そばと大麦を播いてはならない」とまでいわれている。ことに小麦には灰肥が最もよい。麦の肌肥に混ぜて入れれば、寒さを防ぎ、生育もよくかんも堅くしっかりしていて倒伏することはがない。
 そのほか、どんな穀物にも適するが、とくに水田の水の冷たいところ用いると大変効果がある。土地を肥沃にし、土性を改良し、また菜や大根などに虫がついた場合に水肥に灰を入れて注いでやると、虫がみな姿を消すものである。灰は作物をよく実らせ、そのあとを肥沃にする肌肥の最上のもので、農家が第一に貯えるべきもの、それがこの灰肥である。(3巻「開荒須知」)
種芋の切り口につけると大きな芋に・・・仏掌薯、銀杏芋の種は、大きく生長した芋を二寸四方くらいに竹べらで切り、切り口に灰をつけて植えるようにするとよい。芋を切らずにそのまま植えたものよりも大きな芋がとれる。(5巻「農業蒙訓」)
瓜につくアブラムシを退治・・・瓜の葉にアブラムシがついた場合は朝まだ露のあるうちに、灰をたくさん用意して、片手で蔓を持ち上げ、片手で灰を葉にふりかけるとよい。こうして畦中に灰をふれば瓜の肥料にもなるであろう。(12巻「農業全書」)
梨のアブラムシも退治・・・かりやす(ススキを小さくしたようなイネ科の多年草)を燃やして灰にし、その灰に湯をかけて灰汁を取り、その灰汁で洗えば梨のアブラムシは死ぬと言い伝えている。(40巻「作り方秘伝」)
土壌を殺菌する力もある・・・灰は土地を締め、殺菌力があるので病菌を排除する。灰を施しても晴れた日が続くとよく効かない。一度ぐらいの降雨や潅水でもなかなか効かない。種まきの頃か、また春に一度施して、その後中耕のときに施す。(8巻「家業伝 木綿作意話」)
[PR]
15日の土曜日は大雨となり、残念ながら予定されていた「植生探索ツアー」、採った山菜での懇親会が中止になりました。26名ほどの参加予定者がいただけにとても残念です。29日に再度おこないますのでよろしくお願いします。
16日は晴れたため、予定どおり「田焼きと苗床づくり」を実施しました。
e0002820_12333630.jpg昨日の雨にのかかわらず、斉藤君の万端の準備により8割方焼けました。焼いた場所は1箇所、放棄棚田へ進出したかやや竹を伐開し焼きます。まだまだ何箇所もあります。
e0002820_12374384.jpg遠景です。これもかつてよくあった里山の風景です。
e0002820_12384768.jpg今年の田んぼづくりは苗から作ります。その苗床づくりに取りかかりました。
e0002820_1239446.jpg水を入れて荒たたきまで完了しました。
e0002820_12404964.jpgうどんづくり用の麦も順調?に育っています。
[PR]
農家の野焼きは問題ない
「灰は使いたいけど、草木を燃やすのはいけないから」と思っている人も多いと思います。しかし廃棄物処理法の野焼き禁止の例外規定には「農業・林業または漁業のためにやむを得ない廃棄物の焼却」と、しっかり盛り込まれています。農家の野焼きは法律的には何の問題もないのです。また、灰をよく使う環境保全型農業の実践者にとっては、焼く草木、稲藁やモミ、畜糞は廃棄物ではなく、とても大事な肥料でありバイオマス利用なのです。故に単なる処分ではないので廃棄物処理とは見なされません。こういう点からも違法ではないと考えるべきです。
灰の成分――灰は燃えてミネラルが残ったもの
植物も動物も、生物はおもに有機物からできています。そのおもな材料は炭素C・水素H・酸素O・窒素N。有機物を酸素のある環境で燃やすと、これらのC・H・O・Nは二酸化炭素CO2や水蒸気H2O、アンモニアガスNH3などになり、空気中に揮散します。(酸素のない環境で燃やすことが「炭焼き」炭素Cが残る)
一方生物には多種類のミネラル類も微量ずつだが含まれています。ミネラルは燃焼しても気体にならず固体で残ります。カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ケイ素、ナトリウム、アルミニウム、鉄、亜鉛・・・。これらが熱の化学反応で酸化物や炭酸塩、硫酸塩などの形になったものが灰です。
せん定枝やモミガラなどを肥料として土に施用したとしても、微生物などが長時間かけて分解してくれない限り、これらの有機物内部のミネラルを作物は摂取できません。だが、燃やして灰にすれば、すぐに利用できてしまいます。
灰の効果と使い方――病害虫を防ぎ、作物を健康に
・特有の匂いがあるので、害虫の忌避効果があります。
・アルカリ性が苦手な病原菌の活動を抑制します。
・作物の生育に不可欠なミネラル類をごく微量なものも含めて全て網羅されています。耐病性の向上、健康促進によい。
・土にまくと、放線菌や納豆菌などのアルカリ性を好む有効菌が増え、ミネラル類をエサに多くの微生物の働きが活発になります。
・土壌散布は表面施用でも全層混和でもOK。アルカリ資材だが石灰のような過剰害は出にくい。
・窒素を含む化成肥料や堆肥などの有機物と一緒に施用すると、アルカリ作用で窒素がアンモニアで揮散します。いっぽうで有機物の分解を進める作用もあり、有機物の成分が早く利用できます。油カスは灰に不足している成分を補えるので、相性がよいとされています。
灰は再生、循環の象徴
「ここ掘れワンワン」のポチの遺骸を埋めたところから生えてきた木。その木でつくった臼が燃やされてしまった灰。しかしその灰を枯れ木にまいたら花が咲いた・・・。民話「はなさかじいさん」は、生命の究極の終わりである灰が、新しい生命を生み出す様を描いています。灰にこのような意味を持たせた民話は少なくないようです。
たとえば火の鳥・フェニックス。不死鳥とも呼ばれますが、永遠に死なないのではなく、数百年に一度、香木を積み重ねて火をつけ、その中に飛び込んで焼死します。しかしその灰の中から幼鳥となって現れる・・・。「灰かぶり姫」で知られるシンデレラも、どん底から幸せへの転換の物語ですね。
作物が(強酸性で)育たない山の土も、焼畑で灰に覆われるとアルカリ作用で作物が育ちます。畑に灰をまくと作物がよく育つ。究極のミネラル、「再生」のシンボルが「灰」なのです。
■燃やす素材別のミネラル分
・Pリン酸は畜糞に比較的多い
・Siケイ酸はイネ科に多い。竹、モミガラ、稲藁等
・Caカルシウムは木に多い。広葉樹よりも針葉樹の方が多い
・Kカリウムは草に多い。

*ものを焼かなくなってから、日本の田畑はミネラル不足。ようするに、いま、日本の田畑には灰が不足している。と言えるでしょう。もう一度灰の利用を含む木質バイオマス利用について真剣に考えるべき時ですね。
e0002820_20241721.jpg
農文教、「現代農業」のH18年一月号を参考にしました。
[PR]
←menu