カテゴリ:農業環境プログラム( 2 )

昨日の高知新聞夕刊に滋賀県近江八幡市が規制を盛り込んだ「水郷風景計画」を策定した、という記事が掲載されていました。主な内容は、3階建ての禁止、水郷の里地風景にマッチしない色彩は禁止する。屋根はいぶし瓦ぶきか葦ぶきとする。など。やっとこういう自治体も出てきました。さらに、農業のやり方や生活の仕方まで踏み込むようなところが出てきてほしいものです。この滋賀県は日本で唯一「環境支払」が導入されている自治体で、農業分野に環境と風景を導入させつつあるところです。こういう市町村が現われる素地があるところです。是非頑張ってもらいたいものです。
ゴッホやモネが憧れた江戸や明治の頃の日本の風景を捨て去り、最近のヨーロッパ人曰く「バケツをひっくり返したような風景」にしてしまった最近の日本。これはどうしてもやめさせなければいけませんね。高知は非常に遅れているように感じます。いの町では昨年、文化庁が有形文化財にしようかという江戸時代の建物が簡単に壊され、駐車場になりました。持ち主も役場も商工会もほとんど躊躇もなく当たり前のように事が運んだとのこと。チョー寂しいかぎり!
棚田保全・焼畑・成山遺産・間伐・森林保全・移動製材機・水制・河畔林云々、みな昔のような美しい風景を取り戻したいからです。
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ヨーロッパやアメリカでは「農業環境プログラム」なる制度が10年以上前から実施され、広く農村に浸透しています。この制度の背景には「人間の生活の土台=自然生態系」「美しい風景はその地域のアイデンティティ」といった価値観をしっかりと位置付けています。
日本では一律なほ場整備・土地改良・3面張り水路等、農薬・化学肥料の過剰散布により自然環境を破壊してきました。欧米のこのような制度を「やりすぎ」とか「ナンセンス」とか言ってバカにし、これまではまったく対応しようとしなかったですね。しかし最近、環境が重視されるようになり、やっと農水省も重たかった腰をあげようとしており、ヨーロッパ型の「農業環境プログラム」導入準備に入っているようです。
では、「農業環境プログラム」ってどんなものなんでしょう。今後折々にヨーロッパの事例を見ていきたいと思います。まず最初にイギリスの事例ですが、おおきく以下の7項目に分かれています。
①環境保全特別地域助成制度
②農村風景の維持復元助成制度/畑作地帯における生物多様性保全助成制度
③野生生物の生息地復元助成制度
④有機農業促進助成制度
⑤硝酸塩による地下水汚染抑止助成制度
⑥沼沢地での粗放畜産助成制度
⑦農地の樹林地化助成制度

各項目さらに詳細な項目に分かれていますが、これら全て農家への支援制度です。詳細はまた次回。

e0002820_21544599.jpg我が家の庭は小さい菜園です。もちろん無農薬です。

e0002820_2155938.jpgトマト、ネギ、ニラ、モロヘイヤ、タイモ、オクラ、すだち等をつくっています。
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