カテゴリ:未分類( 5 )

現行林業と自伐型林業の比較Part-3です。
現行林業の問題点を述べる前に、整理する大枠(視点)を述べておきたいと思います。
 林業手法は一般の方からすると、ブラックボックスのようでまるでわからないということをよく聞きます。ちょっとでもわかりやすくするために、林業評価を、①林業経営の方向性、②施業手法、③使用機械や作業道に関する考え方、の3点から見るとよりわかりやすくなると考えます。

現行林業の特徴を番号順にまとめると以下のようになります。
① 所有と経営の分離
山林所有と経営・施業を分離させ、請負う事業体を経営主体として林業をまわしていく。請負事業体は素材生産業が主体故、企業経営が主となり、森林経営と言う視点は薄い。
② 皆伐施業
約3千本/ha植林後、下刈り、20年目に除伐し、40年目に間伐し、50~60年で主伐(皆伐)し、再造林を繰り返す林業手法
③ 高性能林業機械の使用
出材コスト低減を目指すために、大量の材の処理を大前提にして高性能林業機械による生産性向上させ採算を合わせることを主眼としている。間伐施業では1人1日10m3以上が条件や目標となる。

自伐型林業をこれに対比させると
① 所有と経営を極力近づける(一致がベスト)
所有者と実施者が違う場合でも、実施者はその山を離れずに継続的に実施する山守型
② 択伐施業
約5千本~1万本/haの密植後、下刈り枝打ち、20年目の除伐後、材積の2割程度の収入間伐を10年ごとに繰り返す多間伐手法。基本的には150年以上を目指し、極力長く展開する。吉野林業地では250~300年生で択伐継続中の山も現存する。再造林は数反単位の小規模更新や天然更新等があり、低コスト・低労働でおこなう。
③ 身の丈に合った小規模機械
幅の狭い(2.5m以下)高密度な作業路網敷設により、小規模機械(ミニユンボ+2トントラック・林内作業車等)での施業を可能とさせ、低コスト化と持続性・永続性を実現させている。

次回から現行林業が、どうして衰退産業化したか「林業は儲からない」が一般化したか、その問題点をあげていきたいと思います。先ほど、林野庁のHPを覗いてみましたが、今年の林政審議会もこれまでの延長線上の議論を加速させています。私が言うような論点はほとんど見られません。ちょっと怖ささえ感じてしまいました。


[PR]
先週「全国中山間地域振興対策協議会」の総会で講演させてもらいました。
この協議会の特徴は、メンバーが中山間地域の市長村長がなっているといこと。今日の参加者も皆さん首長さんばかりで、これだけの首長さんたちの前で話することは、珍しいことです。(参加者は30人を超える首長さんと県幹部の方々)
さすが鋭い方は多い感じです。かなりの首長さんたちは、大いに興味を持っていただいたようです。
何とか政策実装するまでになってもらいたし、こちらも支援していきたいですね。議連とも連動していただけるとなおよいですね。新たな展開が生まれることを期待しましょう。
 
 この会合で農林水産省幹部より「新たな食料・農業・農村基本計画について」という講演が私の前にありました。

その話に対して東北の首長さんより、農業経営の方向性について、農水省の話は大規模化・機械化・高付加価値化等という方向が強く、中山間地域の条件不利地にあてはめることが難しい方向ばかりで、その点について危惧を覚える。誰でも高付加価値化できる品種改良・開発等々、そういう逆の方向性も対処願いたい、というような内容でした。
それに対して農水省は経営モデル事例も載せているので、それを参考に対応願いたいというものでした。そのモデルを見ると専業農業事例ばかりでまさに大規模化・機械化事例が多く載っていました。

それを受けて、私の話になりましたので、中山間地農業再生のカギは、大規模化・機械化・高付加価値化ではなく、自伐型林業との兼業にあり、という感じでスタートしました。下を向いていた首長さんたちが、一気に顔が上がったのがわかりました。農業だけで生業化させようとするから、難しいことをしなければならなくなります。
自伐型林業を主業にして農業を副業として位置付ければ、かなり簡単に生業化させることができます。現況のままの農業で十分生業化させることができるのですが、皆これに気付いてないのです。これをベースにしながら農業も自伐もレベルアップさせればなお安定した経営を持続させることができ、若者の就業も可能となります。中山間地域は8~9割が森林です。1割もない農地では厳しいものがあります。この本質に早く、中参加地域の自治体に気付いてもらいたいものですね。

e0002820_10493580.jpg
e0002820_10494868.jpg


[PR]
先週末は、福井県と岩手吉里吉里で軽架線研修がおこなわれました。全国に広がる「土佐の森方式と軽架線」ですね。
まずは福井です。
e0002820_23225696.jpg

吉里吉里です。
e0002820_23235483.jpg

[PR]
e0002820_8103855.jpg
5月になり新緑が激しさを増しています。ここ数日は、落葉樹の黄緑から、シイの黄色に変わってきました。
e0002820_81104.jpg本川で伊野でと冬場に間伐した材の搬出に追われています。
e0002820_8111937.jpg本川の三井協働の森(根藤)も、随分とよくなってきました。特にこの新緑の頃に、間伐の効果がよく見えますね。
e0002820_8121844.jpg森が蘇った感じですが、アクセスがよく広葉樹も多いところなので森林公園的にも利用してもいいですね。
e0002820_8123823.jpg


e0002820_8125682.jpg帰りに、たまたま鹿敷の和紙会社に立ち寄りました。
[PR]
e0002820_20551260.jpg本日も昨日に引き続き、焼畑準備のため材の搬出をやりました。
e0002820_20554479.jpgキャリーにより搬出中ずれこけた材を拾いよります。なかなか手間がかかります。本日も滑車が3回もはずれましたが、昨日経験済み。慣れたもので早い時で5分で修復しました。
e0002820_2111573.jpg搬出した材を上から眺めると。 う~んマンダム!
e0002820_2144340.jpg2/3以上の材を出しました。すっきり爽快です。ボランティア活動に協力いただいた石川産業さん、昨日役場勤めながらすごい持久力を感じさせた本山さん。2日連続校庭で材の受け取りに徹していただいた山本さん。土佐の森救援隊をまとめてくれた松本さん。庭の通過や昨日はお手伝いまでしていただいた、地元お隣の方。本日急きょ参加してくれた三浦君。他参加してくれた皆さんのご協力によりここまで作業できました。 感謝です!
e0002820_21144261.jpg植樹もしました。
e0002820_21152668.jpgもみじとクヌギです。
[PR]
←menu