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里山保全にも役立つ木質バイオマスシステム

里山の機能を「里ナビミニシンポ&研修会」の文言を借りると

里地里山は、人が自然に働きかけて生まれた空間です。人々は、里地里山から薪などのエネルギーや建材などの素材、食料などを手に入れ、同時にたくさんの生きものが生息できる共生の場を守ってきました。日本人の原風景をなし、心のゆたかさを育んだ里地里山が、今、全国各地で荒れています。それにともなって日本の生物多様性がそこなわれ、土砂災害や農業への鳥獣害被害なども起きています。

ということです。荒れた最大の原因はエネルギー利用が、薪や炭から化石燃料に変わったためです。木質バイオマス利用システムは、地球環境保全対策としてもう一度、木質系の燃料を見直そうという取り組みです。

故に里山の木が燃料として、ある程度の有価で取引され、里山の住む方の収入なれば、里山再生に直結します。仁淀川町のシステムは人工林を主体にしていますが、当然里山林もカバーできます。里ナビミニシンポ&研修会では里山ボランティアを増やそうということがメインテーマです。当然ボランティア活動は大事でいろんな事業発展への起点になります。持続発展可能にするにはボランティアから業にしていくことも必須事項です。この木質バイオマスの仕組みはまさにこの部分です。

とにかく里地里山を含む中山間地域が有利な仕組みです。このシステムを普及することが中山間地活性化に直結します。急速に普及する可能性を秘めていることがわかります。
こういう意味でも仁淀川町の役割は重いということですね。
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昨日は東の二つの市と町が興味を示し、話を聞いてくれました。実現することを祈りたいですね。
by ken_nakaji | 2008-01-31 06:16 | 里山
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