小田深山調査隊(ブナ世代編)

e0002820_1840090.jpgこのように、この森の中の地面は一面笹原です。なかなかブナの芽が育つ環境ではありません。しかし、写真の細い木のいくつかはブナの幼樹です。この森をつぶさに見てみるとおもしろい仕組みが見えてきました。
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正面の木は栗の木です。ちょうど今栗の実が落ち、殻が一杯落ちています。写真のように殻が落ちているところは笹が倒れ枯れています。これは、小田深山の主、こと山本さん曰く「イノシシが栗の実を食べるためにここでしばらく食事をしたりする場所」のようです。周りを見渡すと至る所にこのような場所があります。イノシシが座って食事することにより笹が枯れ、そのすきにブナの芽が育つと言うことのようです。写真の小さい2本の木はブナの子供です。
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これは、そのすきに芽吹いたモミの幼樹です。
e0002820_18572815.jpgこのブナはそこそこ大きくなったものです。山本さんによるとこれでも50年以上は経っているのではとのことです。このようにブナは別の木の実により、イノシシにより、芽吹く環境をもらっていたのですね。
いろんな世代の木がこの森には存在します。多様性のある健全な森ですね。健全な森を見るといろんな発見がありますね。実に楽しいですね。
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このブナは、大きく枝を伸ばした壮年木でしょうか。
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by ken_nakaji | 2007-10-25 19:03 | 森林 | Comments(0)
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