腐葉土調査

ということで、最近入った山で腐葉土調査をおこなっています。
e0002820_1785446.jpgここは嶺北早明浦ダム湖沿いの個人で施行されている方の杉林です。さすがなかなか深くまで腐葉土があります。30cmまで確認できましたがもう少し深くまでありそうです。
e0002820_17123552.jpgこの方の山です。35年の杉のようですが胸高直径は35cm以上のものばかりです。良く育っています。この土壌を見れば納得です。
e0002820_17155117.jpgここは早明浦ダムから少し奥に入った県道沿いにあった同じく杉林です。腐葉土はほとんどありません。元々あった土壌も流されてしまったようで落ちた杉の枝を掻き分けると瓦礫がすぐ出てきました。三波川帯特有の瓦礫です。
e0002820_17205324.jpg杉も貧弱そのものです。土壌がなくなるとこうなるのですね。材として使える大きさに至っていません。高さも低いですね。間伐を最近したようですが、土壌がないため下層木もまったくありません。最悪の状況ですね。
e0002820_17262364.jpgここは土佐町芥川の自伐林家の方のヒノキ林です。なかなか深い腐葉土層が形成されています。ヒノキ林ですが、さすがです。
e0002820_1729078.jpgこのようなヒノキ林です。林を見て納得ですね。
e0002820_173116100.jpg元々の土壌はこんな感じで三波川帯の青い瓦礫です。先の疲弊した杉林と同じ土質の山です。場所もかなり近い場所です。しかし手入れの仕方でこんなにも差ができてきます。
e0002820_17352275.jpg同じ自伐林家の方の杉の林です。ここも40cm以上の腐葉土で覆われています。
e0002820_17363770.jpgこの杉林はモミと共存しています。かなり自然林に近い施行の仕方をされています。素晴らしい!実に気持ちのいい林でした。先回課題にした自然林と杉の共生林がここにありました。おそらくこの山は地下深く自然木の根が入り込み土石を押さえ込んでいるため、崩壊等の災害の危険性が極めて少ない山ではないでしょうか。こういう施業を理解させ、もっと広める必要がありますね。
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by ken_nakaji | 2006-08-28 19:06 | 森林 | Comments(0)
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