大きく違う原木価格

e0002820_1824874.jpg

(買取価格表)
e0002820_18245096.jpg

上の写真は、無垢材流通がある東日本の原木市場で競りが終わったところの写真です。
下の写真は、買取者が大手合板・集成材メーカーだけになり、そのメーカーの専属化した共販所(県森連が運営する原木市場)の買取価格表です。

上の写真の一番高値がついているのが、ヒノキの34㎝(4m)が15万円/m3です。他、16㎝(3m)の一般的なヒノキも2万5千円/m3程度でした。最近では、かなり良い値がついています。
下方の写真が市場での競りの風景です。活気があります。

一方下の写真は、同じ関東ですが、大手合板・集成材メーカー1社に供給するのみになってしまったから、市は開かれず、買取価格が固定されている状況です。悲惨な買取価格です。最高で11000円/m3、ほとんどの材が7500円、36㎝以上は買い取ってもらえません。
 民主党政権下に内閣審議官になった方を中心とした人たちが、市場悪論を展開し、直流通を推し進めました。直流通の対象になったのが、大手の大規模合板集成材工場ですね。この買取票の現場はその優等生(モデル)ですね。その結果がこれです。同じ関東でありながら、全く取引額が違っています。直流通下の生産者はこの価格ではやってられないですね。よい木を育てても無意味です。この政策が間違っていた証左ですね。
 多様な需要を開発して、いろんな方が必要な材を自由に買い取れる状況を再創出しないと日本林業は潰れるでしょう。写真の原木市場がもっと増えるような状況にしないといけないですね。

(活気のある原木市場風景:無垢材を挽く製材所等が多く集まっている)
e0002820_18374022.jpg
e0002820_1838654.jpg
e0002820_1839380.jpg
e0002820_75121.jpg

[PR]
by ken_nakaji | 2016-12-21 18:39 | 森林 | Comments(0)
←menu