日本一の林業地と言われる奈良吉野。
この吉野でも自伐型林業が広がっています。元来、吉野林業発展の源である「山守制度」は自伐型林業システムです。
我々が自伐型林業を発想するもとになった仕組みです。
吉野は高度成長期の材価が高騰した時に大発展しますが、このバブルが元来の山守制度が崩れてしまったことが、その後の衰退を招いたと思っています。故に、吉野林業再生は自伐型林業、つまり本来の山守復活にかかっているのでは思っています。
それはともかく、既に民間レベルでは大山林所有者たちが、直営による自伐や自伐型の山守復活に動き始めています。
その流れに動かされて、自治体も検討し始めています。
今回のフォーラムは吉野林業地の隣の宇陀市でおこないました。宇陀市にも理想的な自伐林家が存在しています。さらなる動きに発展させたいですね。