荒い間伐施業が目立ってきた

この間伐施業現場は、つい最近ある人がちょっと見てほしいと言われて、案内された山林です。
最近こういう現場を見る機会が急増しています。先に山口へ行った時も案内されました。九州でも四国でも、東北でも見かけるようになりました。

ここのところ徳島の橋本さん(レベルの高い自伐林家)の山林を視察してもらうためによく訪れるため、同じ間伐でありながらその差の激しさを改めて感じてしまいますね。
高性能林業機械を導入して1回の間伐施業の採算を合わせようとするために、こうなるのだろうと思いますが、これでは残った森林の経営が見えてきません。これは実施した人が悪いのではなく、そうさせるシステムが悪いと感じますね。

自伐型林業は持続的・永続的森林経営を目指し、間伐毎に収量・収益を上げ、徐々に良い森を創って、木の生長量で飯を食い続けるスタイルです。100年、200年、子供・・孫・玄孫・・とつないでいく林業が本来の林業の姿です。
こういう原点に立ち返れば、水も空気も生態系も土砂流出も、良好に維持していけるはずです。現在、こういう林業は数%もありません。まず二桁台を目指して頑張っていきましょう!
自伐型林業は現在、とても重要な立ち位置にいると思いますね。
e0002820_22255179.jpg
e0002820_22255197.jpg
e0002820_22255155.jpg
e0002820_22264931.jpg
e0002820_22255105.jpg

[PR]
by ken_nakaji | 2015-03-03 22:27 | 森林 | Comments(2)
Commented by 西垣 司 (森林組合勤務) at 2015-03-13 09:30 x
現在全国的にバイオマス.ブ-ムに突入し、一日当の搬出量を上げ、収益性のみを追求する傾向にあります。収益性向上を計るのは簡単、間伐率を上げ且つ作業道沿いの立木を多く伐採すれば簡単に収益性は向上いたします。搬出間伐で大切な事は、後に残った立木です、後の立木の経済効果を高める事が目的であることが前提で、作業道に於てもしかり、災害に強い路網が必要です。この様な施業は今後増えるでしょう。残念です
Commented by ken_nakaji at 2015-03-15 08:23
西垣さんコメントありがとうございます。
まったくその通りですね。行政の林業政策も木質エネルギーの現状もこの方向へ向かっています。持続的な森林経営とは何かということを学習し直さないといけない状況です。
こういう間伐が当たり前になってしまっては日本の林業は終わってしまいますね。
←menu