自伐空白県の山口県でも
先週末は山口県に行ってきました。
山口県は以前、NEDO事業にて一緒になったことがありますが、林業、木質バイオマスとも大規模志向で、我々とは考え方や意見はいつも逆で論争になることもしばしばでした。現在もほぼ同じ方向のようです。
その山口県にて、自伐型林業を志向する大山林所有者の方々が今回呼んでくれました。しかしまだ思考中で現状の森林は全面委託しております。しばらく山へも行ってなかったようで、今回久しぶりに行くことになりました。行ってやはり相当びっくりしておられました。
私は話を聞いていてだいたい予測しておりましたが、結構荒っぽい施業がされておりました。作業道の規模は大きく間伐率も高く太い木から伐っていることも明らかでした。しかし、高性能林業機械を導入した事業体にとっては当たり前なのであろうとも感じました。
よい森にしたい、自伐化したいのであれば一度、徳島の橋本林業や吉野の清光林業へ視察に行くことを勧めました。どれだけ違うか自分の目で確かめないといけないですね。今回は関係者が集まって勉強会と検討会をおこないました。行政の支援は受けられそうにないけれど、前向きになる人々が続出しました。とても面白い検討会になりました。
面的な行政レベルではありませんが、点の取り組みがスタートしそうです。頑張っていただきたいですね。山口県は自伐の空白区でしたが、一穴があくかもしれませんね。