潮目が変わりはじめた

最近、自伐型林業の取り組みが進展するにつれて、マスコミや学者・研究者や林業周辺部の反応や姿勢に変化が見えてきました。
マスコミが最も顕著な感じがします。
以前は土佐の森を取材する際に、「森林ボランティア活動としては報道するが、自伐林業は勘弁してくれ」というものです。どの新聞やテレビも同じでしたね。土佐の森の根幹は自伐型林業であるので、そこへ行く過程として森林ボランティアやアルバイト的な小規模林業があるのだと言っても相手にしてもらえず歯がゆい思いをしたものです。NHK全国放送に取り上げられた時も取材時には自伐林業も大いに取材してくれたのですが、放映を見るとすべてカットされたこともありました。ある雑誌では林野庁政策と違うことを強調するなら載せないと言われたこともありましたね。これはやはり取材する側が自伐林業を軽視し、行政も相手にしていない故取り上げる必要もない、という感覚だったと感じられます。

それがここへ来て急速に変化してきています。ほぼすべての新聞やテレビ、雑誌も森林ボランティアとして取材されることはほぼなくなり、自伐型林業として正面から取材していただけるようになりました。昨日も大手新聞の取材を受け、この方は民主党政権時代の施業委託型大規模林業一辺倒の森林・林業再生プランを大いに評価して、日吉町の森林組合を取材し、全国版の1面全部を使って、これからの林業はこれしかないと絶賛記事を書いた経験のある林業に詳しいベテラン記者でした。今回その掲載記事を持参してくれていました。彼もあちこちで自伐型林業の情報が入るようになり、それを調べるうちに、自分が持っていた林業の方向性に疑問が出てきたようで、今回それを確認する取材だったようです。記事になる云々ではなく対談という感じで、時間は何と4時間にもなり、喫茶店閉店時間となり追い出されて終了しました。なかなか楽しい対談でした。

彼に限らず、委託型の大規模施業を支持してきた人たちが、自伐型林業の良さに共感し始めている状況が起こってきている感じです。学者の方々の中でもそんな感じです。全国各地の市町村や高知県も政策化し始めました。大きなうねりになる前兆のような感じがします。本当にそうなるように関係する皆さん、よろしくお願いいたします。

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by ken_nakaji | 2015-02-02 09:01 | 森林 | Comments(0)
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