拡大する高知県西部の若手自伐型林業チーム
20日は、シマントモリモリ団の自伐型林業現場を視察研修する研修の講師をおこないました。作業道を入れて間伐して、造材して搬出して、出荷するまで全て体験してもらいました。
その収入の良さに皆驚いておりました。どんどん自伐林業者にステップアップしてもらいたいですね。
21日は、
昨日に引き続き、自伐型林業展開を始めて2年目のシマントモリモリ団と、同じく2年目の土佐清水市のサンゴと森の救援隊(チーム浜口)の実践現場の視察です。シマントモリモリ団の2つ目の森である、大月町でウバメガシが自生する広葉樹の森です。作業道を入れながら備長炭の原木であるウバメガシ生産を開始しています。どのような施業をするか検討中で択伐の方向で検討しています。広葉樹施業が形になることと、備長炭を焼く炭焼きが自伐化することがベストです。そうなるように展開してほしいですね。
次に土佐清水のチーム浜口組の特徴は、とにかく急傾斜の山での施業ということです。始めたばかりですが、橋本さんの指導を受けながら懸命に作業道敷設をおこなっています。山を崩さない壊れない道をどう入れるか奮闘中です。約1㎞程敷設し、急傾斜の尾根を攻め、やっと所有山林のヒノキ林にまもなく到達します。視察メンバーも驚きながらの視察となりました。
彼らはどんどん成長しています。来年度はさらに上手くなっていることでしょう。それとチームメンバーがどんどん増えており皆若者で、IUターン者が両チーム合わせて7人も入っています。地元の若者と移住の若者がうまくかみ合っています。自伐型林業が「移住」の強力な武器になることを証明していますね。