みなべ町も本格化し始めました

益田市や津和野に続けと、和歌山県みなべ町も自伐展開が本格化してきました。
既に、自伐型林業チーム、2チームが稼働しております。「チーム原」と「チームいしがみ」です
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両親分です。
「チーム原」は、備長炭生産と原木であるウバメガシ生産を同時におこなう、備長炭との兼業型です。
「チームいしがみ」は、梅農家が集まった、梅との兼業型です。タイプは違いますが、理念は同じです。

特に、備長炭生産と、原木生産の林業が分離した場合、炭焼き側は素材生産業者にウバメガシの供給を要望するばかり、林業業者は山を買い、皆伐して炭焼きに供給します。
現在備長炭需要は増加しており、炭焼き側はとにかく林業業者に注文を増やします。林業業者は必死になり山を買いあさり、皆伐して供給します。
するとどうなるか、ウバメガシが枯渇しかかっています。ウバメが皆伐された山はシイの山に変わり、ウバメが更新されにくく、以前ウバメがあった山もなくなってきています。また環境激変で萌芽しなかったりしています。備長炭の危機です。
そこで注目され始めたのが自伐林業と備長炭生産を一緒におこなっている(自伐林業との兼業型)「チーム原」なのです。彼らは、ウバメガシの択伐施業による持続的な生産と、それに合わせた備長炭生産をおこなっており、持続性と安定性が特徴です。
備長炭業界は自伐林業と兼業で実施しないと、先がないということを原さんも強調しています。その通りですね。

これは、スギ・ヒノキの人工林でも同じことが言えますが、現在の蓄積量が多いものだから、皆感じてないのです。
所有と施業を分離した委託型林業による皆伐施業一辺倒を止め、所有と施業を直結した自伐型林業で長伐期択伐施業を増やす方に向かわないといけないのですが、現林業業界はここがまだ分かってないですね。

ともかく、みなべ町の地域特性である「備長炭と梅」と組み合わせた自伐型林業を増やしてもらいたいですね。来年度は、5チームに増やす計画で、みなべ川森林組合と地域住民が協力して展開しています。頑張っていただきたいですね。
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by ken_nakaji | 2014-03-01 09:21 | 森林 | Comments(0)
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