森林・林業環境プログラム ~小田深山の重要性~

早明浦ダムでは昨年の23号台風、今年の14号等により土砂が既に2025年に予定していた量が貯まってしまった模様。このまま山を放置すれば水供給に大きな影響が出てくるとのこと。また、物部川の上流は人工林の崩壊で川が川でなくなっている状況。これらのほとんどは人工林の手入れ不足が原因。私も焼畑、間伐、仕事で山に入っているが沢抜け、崩壊、ほとんどが放置された人工林で発生しています。こうしたことをきっかけとして「放置人工林重加算税議論」等起こっています。県では森林環境税が導入されていますが、きちんと計画された山造りに或は、森林の環境保全や水源涵養に役立つ森づくりに投資されるべきと思います。一定以上の環境保全につながる森林をつくる計画を立てたところに補助すべきです。このプログラム策定なしに森林環境税を運営することは、県民への説明が十分果たされているとはいえないのではないでしょうか。
では、どのような森林を創るべきか、その第一歩として「小田深山」を勉強すべきではないでしょうか。このエリアは四国で唯一溪畔林が連続して残された箇所です。人工林率はたぶん90%に達していると思われるのですが、谷沿いの自然林が数十キロにわたり残されています。人工林にて崩壊や沢抜けが当然起こっているのですが、この自然林帯が谷への土砂を抑えています。谷へは余分な土砂供給はおこなわれておらず素晴らしい渓谷が残っています。どうやってこういう計画が立てられたのか、この自然木帯の役割(科学的証明)等調査し、このあたりを当面の目標として「林業環境プログラム」を策定すべきでしょう。こういうプログラムにより森林環境税を使わんといかんと思いますね。「放置人工林重加算税」議論もこういう方向性に進むといいのですが。
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by ken_nakaji | 2005-12-10 22:11 | 森林 | Comments(0)
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