薪ボイラーシステム

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写真は「ガシファイアー」(下)という薪ボイラーと投入する薪(上)の写真です。投入される薪は約1mの丸太です。直径20cm以上ぐらいになってくると半割した方がいいでしょうか。またこの薪、ほとんどが生木(含水率50%前後)です。

先日、高知新聞に掲載されていた、高知県いの町の土佐和紙工芸村のボイラーと同じものです。
このボイラーこの生木が平気で燃えています。
この施設が、この生木の薪をいくらで買っているか、1~1.2万円/トン です。
この施設以前は重油ボイラーを導入しておりましたが、この薪ボイラーに変え、どれでの経費削減になったか、約5割~7割削減されています。
薪ボイラーは投入するために人件費がかかるから駄目だと、すぐ言いますが、この施設元々いた従業員で軽く対応できています。仮に人件費を計上しても、削減した経費の3割程度だろうということです。要するに人件費を入れても十分経費削減になっていると。

それから投入しているボイラーマンに聞いてみると、皆一様に「生木の方がカロリーが出ているように感じる」と言っております。これは同じ風呂を沸かすのに、生木を燃やした方が薪の消費量が少ないから言っているのである。これ紛れもない事実である。
ボイラーの専門家に言わすと「そんなことは絶対ない」というが、事実である。
そうなると木の中の水は通常の水と違う、か水が燃えるときに何らかの作用が起き燃焼のプラスになっている。ということだ。木の水は油が含まれていることはわかっている。おそらくその油が好影響を与えている。水分を抜くということは油も抜くということなのだろう。それと水はH2Oである。これが分解された時どうなるのであろう。等々。

それと薪を投入し始めると、いろいろ学習してくるということだ。土佐和紙工芸村では、「カシの丸太とスギを一緒に混焼したとき、3時間~4時間近く持ち、火力も弱まらない」ということがわかってきて、カシの木の丸太薪を持って来てくれるよう働きかけている。彼らは「カシ爆弾」と言って重宝している。
それと須崎の桑田山温泉では、スギに比べヒノキが2倍持つことがわかり、とにかくヒノキ中心の薪を集めている。
人が対応することを「ローテク」と言い、自動運転を「ハイテク」という、実はこれ大きな間違いなのである。人が対応するから、どんどん学習し、実はハイテクになっていくのである。
自動運転はカロリー必要ないところでも、どんどん燃やし続けるのである。安全な位置で維持するということは、必要ないカロリーも消費するということだ。それが担保されている故、人力投入に比べ、はるかに燃料を多く使い経費高になるということだ。
どうしても人がいなところでは、経費高になっても仕方ないということで自動化するのであって、スタッフのいるところは、そんな必要はないということだ。
チップボイラーを導入したところでは、薪ボイラーと同じ出力であっても、燃料消費量が2~3倍になっているところがほとんどである。故に重油時とほとんど変わらない状況のところが多いのである。

それと生薪1トン、1~1.2万円で買い取ってくれるということは、エネルギー利用(発電、チップ、ペレット、薪)ではもっと高く買い取ってくれる仕組みと言える。チップやペレットなどとは、話にならないほど違う価格である。大規模発電が出てきても、負けないのではないかと考える。
要するに自伐林家の経営安定化に、最も貢献するシステムである。
自伐林業推進と組み合わせて導入すれば、大きな仕組みになるのである。

しかし、薪ボイラーにより性能がだいぶ違うということが最近わかってきた。上記の条件は「ガシファイアー」導入時のものです。
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by ken_nakaji | 2013-04-19 10:26 | 森林 | Comments(0)
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