自伐林業は地域産業にイノベーションを起こす

昨晩は鳥取にて鳥取大学の家中さんと打ち合わせをしておりましたが、自伐林業がどういう位置づけにあるか、どういう風に言えばわかりやすいか考えましたが、こういうことですね。

私はかつて(昭和の終わり)IT産業に携わっておりまして、当時の主流はメインフレームです。NEC、富士通、IBMが闊歩していました。その当時はマクロソフトやアップルはその足元にも及ばないという状況でした。
しかし平成に入りWINDOWS開発されるや否や、一気に形勢逆転です。
これどういうことか、何が変わったかというと、メインフレームは販売先が中・大手の企業です。全国に数十万企業が市場ということ
です。
しかし、WINDOWS(パソコン)の販売先は個人です。全国数千万です。一気に市場を二桁違いにしたということです。
これでビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズはスーパースターになりました。
IT産業にとっての市場を企業から一般個人に広げ、市場を百倍にしたことがIT産業のイノベーションにつながりました。

林業界は今、地域に一つしかない森林組合と件に数十社ぐらいの素材生産業者で占められています。全国で森林組合は千ちょっとでしょう。
自伐林業を地域に根付かせるということは、林業を地域住民みな対応可能とするということです。IT産業界のビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズがおこなったことと同じイノベーションを起こそうということです。
私の試算では、全国50万人は対応可能です。千ちょっとの市場を50万まで拡大させるのです。林業を百倍以上の市場にしようというイノベーションの取り組みなのです。自伐林業機械は×50万で販売されるのです。材収集土場は全国数千箇所生まれるでしょう。薪ボイラーは数万台売れるでしょう。自伐林業の周りで生まれてくる種々の副業が、それぞれ新たな流通や産業を起こしてくるでしょう。中山間地域の大きな産業がいくつも生まれてくるのです。中山間地域へのIUターンの人口還流が一気に起こるということです。住宅も新たに建つようになるのです。商店も増えるでしょう。

また、森林環境保全、森林の多面的機能も両立させられるのです。

これが自伐林業の持つ力、影響力なのです。
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by ken_nakaji | 2013-03-09 06:50 | 森林 | Comments(0)
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