傷だらけの山

昨日強い台風が日本列島を通過しましたが、台風が来ると気になるのが「荒れた山林」です。昨年の紀伊半島は強烈でした。

秋になり、空が澄むようになり飛行機から、各地の山が見えるようになりました。昨年の冬以来です。
写真は、ほんの数日前(9月末)高知―伊丹便から見た、高知県東部の山です。大規模な林業が展開されていることがわかります。馬路村や安芸市あたりの山だと思います。
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山は傷だらけで泣いているように感じられます。皆伐、林道、作業道、列状間伐、いろんなことが実施されていますね。特に林道、作業道を起点にした縦の崩壊が多数見られますが、これがいかにも「山が泣いている」ように見えます。列状間伐もそう見えますね。
高性能林業機械を導入し、「山は材生産する工場」と位置付けて実施しています。山は下流域や海域を育てる生命体、根源であると思いますが。
山を工場としてガンガン荒い扱いをすることでいいのか、そろそろ真剣に考えないといけないと思いますが、いかがか。

こういう意味でも、地域に根ざした環境保全型林業である自伐林業方式、土佐の森方式の普及が急務ですね。
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こちらは、帰りの東京―高知便から見た、東海地方の山です。高知東部より激しいように見えます。林道・作業道の崩壊が、ほんとに多数みられます。皆伐も多いですね。ほんとに傷だらけです。このような状態にして何とも感じないようであれば、林業者失格ではないかと感じます。

この1~2年で、高知もこの地域も、空から見る限り一気に増加しています。九州、四国、紀伊半島、東海地域と林業盛んな地域は、皆このような状態の山が急増しています。この1点を見ても、現林業施策は間違っていることがわかります。豪雨が頻発する現在、早くこのことに気付かないと大変なことになりますね。
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これは九州です。
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紀伊半島です。
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by ken_nakaji | 2012-10-01 06:55 | 森林 | Comments(0)
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