急増している ハゲ山
写真は紀伊半島西南部のハゲ山群です。川の濁りもよくわかります。
紀伊半島の東部が、半年前より増えているように感じました。昨年の豪雨が教訓になっていないようです。
また、静岡県北部もかなり増えているように見えました。
岩手の大槌町では、高台移転や住宅建設を見込んだ、素材生産業者が山を買い、皆伐をはじめています。1月以降で早くも3箇所が皆伐されました。それも海の近くです。
海では養殖が復活してきております。この海に大量の土砂流出が現実味を帯びてきました。
NPO吉里吉里国の自伐林業推進が本当に重要になってきました。
永続的な森管理をする吉里吉里国の自伐林業が先行するか、皆伐に走る業者が先行するか、厳しい競争になってきています。
南三陸でも、釜石、大船渡でも、ハゲ山が目立ちはじめました。
栗駒の大場チームの重要性も増してきました。
「森を海の恋人」の本家である、気仙沼ではそうさせないようにしないといけないですね。
しかし、厳しい現実が目の前にあります
以下は静岡県北部のハゲ山群です。最近増えたような感じがします。
三重県の大規模なハゲ山です。色の薄い部分が抜けたところや、崩壊です。
大規模になると、谷部が抜けます。また表層崩壊も起こります。
これにより大量の土砂を下流部に供給します。これが恐ろしいのです。
あちこちでこういう山が発生しています。