北広島からの視察 ~流れが変わり始めたようだ~

北広島の方々の視察を受けました。
先々週は、熊本県庁の林業改良普及員の「准フォレスター研修」、その2週間前には四国森林管理局の若手技術職員研修をおこないました。これらの方々は「森林・林業再生プラン」に基づき、大規模施業を推進する立場の方々です。そのメンバーが今、率先して「自伐林業」「土佐の森方式」を研修してほしいということで、こちらへ訪れています。
今回の北広島のメンバーは「山県森林組合」「太田川森林組合」「高田郡森林組合」「広島県林研グループ」総勢20名です。

どうも流れが変わってきたようです。今回の視察は特に特徴がありました。
2日間にわたり、座学と現場視察+薪ボイラー視察をおこないました。まず驚いたのは、みなさん非常に「自伐林業」「土佐の森方式」納得いただいたということです。また軽架線によるシンプルで低投資な搬出手法にみなさん感嘆してくれました。「広島の山には、この方式ががいい!」と。

また、森林組合が後押しする形で、集落営林型の自伐林業方式を導入していこうと約束までできました。
あまりの反応の良さに、こちらがちょっとびっくりするほどでしたが、何故そうなのか、昼食時に判明しました。この地域の森林組合は林野庁、当時の首相の菅直人、そして梶山氏に勧められ、何と1台8千万する高性能林業機械(お化けトラクター)を導入した、請負型大規模施業のモデル地域になったところだそうです。導入にあたり、大規模施業のレクチャーを何回も行い、ドイツのフォレスター(大規模施業者)も訪れ、またドイツまで研修に行き、やりまくったようです。その結果、8千万の機械は使いようがなく倉庫に収まったまま、大規模施業に対する批判が、組合員、山林所有者から噴出し、その反省が基となり今回の土佐の森視察になったと言うことです。故によけいにこちらのやり方を、良く理解してくれたわけです。素晴らしい視察になりました。

この北広島地域を自伐林業方式・土佐の森方式で是非再生させたいですね。とうとう、一度大規模施業を実施したところがそれを反省し、自伐林業方式に動き出しました。林野庁や与党議員、政府にこの動きを知っていただきたいですね。
e0002820_1663158.jpg
e0002820_1664037.jpg

帰りに、土佐和紙工芸村に導入された薪ボイラー(ガシファイアー)を見てもらいました。薪が売れることに対する期待感を大いに抱いてもらいました。最後まで盛り上がった視察研修会になりました。
北広島のみなさん、お疲れさまでした。
e0002820_1685545.jpg

[PR]
by ken_nakaji | 2012-03-15 16:09 | 森林 | Comments(1)
Commented by fighting dog at 2012-03-18 12:47 x
さすがに全国各地で土佐の森方式をPRしているだけのことはあって、プレゼンテーションに長けてますね。非常にわかりやすかったですし、非のうちどころがなかったという感じで、脱帽でした。

今、今すぐからでも僕にできることというのを考えていました。日記にも書いていますが、徐々にステップアップを図っていこうと思っています。
←menu