吉里吉里通信

深澤さんからの吉里吉里通信です。吉里吉里の復興は加速しておりますね。

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吉里吉里国を応援いただいている皆様

先週は36℃を超えた吉里吉里も今朝は最低気温が16℃でした。
釜爺は、フリースを着て薪ボイラーの「最後の」煙管掃除を。
2台のボイラーには、4ヶ月間よく頑張ってくれた、と精一杯の労いの言葉をかけました。

さて、今日の吉里吉里国ニュースは沢山ある中から2つを厳選。
【復活の森づくりに向け、林業大学校講座第2回を開講】
【「復活の家プロジェクト」が始動】
です。

【復活の森づくりに向け、林業大学校講座第2回を開講】
7月16日から18日の3日間、吉里吉里国立林業大学校講座第2回が、吉里吉里避難所に隣接
するキュウスケドン所有林で開催されました。
第1回のチェーンソーの基本技術の実習として伐倒された間伐木とその後に「復習」とし
て伐倒された木の合わせて百本以上のスギの木(枝を払っただけの全幹材)を「土佐の森
方式・軽架線」により町道脇の土場に集材しました。
京都学園大学から寄贈された林内作業車など(重量700㎏ほど)を中心に吉里吉里国建設
大臣所有の6トン級グラップル・ローダーも使って、大型車1台分以上を集材し、そのうち
の多くを4mの長さの丸太に切りました。

講座への参加者は、NPO吉里吉里国からの10名をはじめ、宮城県から2名、秋田県から1
名と土佐の森・救援隊関係者10名。大槌町の林業振興を担当する沿岸広域振興局農林部の
林業普及指導員さんにも参加、指導をいただきました。
この林業大学校講座は、吉里吉里国にとどまらず、東北地方全体への自伐林業の普及の足
がかりになりそうな勢いです。

吉里吉里国の「伐りレンジャー」達は、土佐の森・救援隊をはじめ多くの方々に指導、支
援をしていただきながら、長さ20mを超えるスギの木もワイヤーロープと林内作業車を使
えば、簡単に急斜面から引き上げができることを体験し、そのほかにも多くの技術や安全
対策を体得しました。それらの様子はどうか添付の写真をご覧ください。

吉里吉里国内からは「われの山も間伐して」との要望が多いことから、自伐林業方式によ
る間伐を「復活の森プロジェクト」として位置づけ、今後も「復活の薪」と並行して展開
していくことにしています。

第3回講座は、8月下旬に「海にもやさしい道づくり」をテーマに作業道開設技術を現地で
学びます。
毎回の講座の講師や準備をしてくださる土佐の森・救援隊はじめ関係の皆様には本当に頭
が下がります。

【「復活の家プロジェクト」が始動】
間伐して、道路脇まで運び出した木はどうするか?
森林組合さんなどにお願いして買っていただき、売上収益は山主さんとNPOで分け合うこ
とにしていますが・・・

前回報告した「迎賓館」が7月22日に完成し、そこに宿泊しているボランティアの方か
らは、「暑い日でも夜は窓を閉めなければ(涼し過ぎて)眠れない」との好評をいただき、
吉里吉里国作業所を訪れる方からも「エッ、これが1棟百万円ちょっと?それなら2棟欲
しい」
などの声が続出しております。
またもや、注文の多い料理店 嬉しい悲鳴状態です。

そこで、この迎賓舘として使用・展示している「ギャンブレル屋根型仮設小屋」の企画・
販売元である遠野木工団地の関係者の方々と今後の販売について相談しました。
その結果、NPO吉里吉里国建設省が受注・施工を行なうことで合意。
吉里吉里国が遠野木工団地から木材部材のキットの供給を受け、吉里吉里国が断熱材など
の建材を調達して、現地(吉里吉里国周辺)の大工さんが施工する、という方式で被災地
の新たな雇用や建築業者の再建につなげる「復活の家プロジェクト」が生まれました。

この「ギャンブレル屋根型仮設小屋」ですが、
基本は間口約3.6m(2間) 、奥行き約5.4m(3間)で約6坪(12畳大)ですが、奥行きはどこ
までも伸ばすことは可能ですし、この構造物を2階部分に使うことも出来ます(1階は例え
ば間口2間の直方体構造にして、その上に「ギャンブレル屋根型仮設小屋」を載せるなど)

写真を見てお分かりのように2段に折れた屋根構造となっていて、その屋根裏を部屋空間
として活用するものです。「農家の牛小屋などに使っているマンサード屋根じゃん?」と
思われる方も多いと思いますが、マンサードは「寄棟」の2段勾配屋根(昔の小学校など
にあったのではないでしょうか?)で、一般的な牛小屋などに使われているものは「切妻」
の2段勾配屋根である「ギャンブレル屋根」というのが正確な名まえとのことです。

遠野木工団地から、木材部材キットを運んでくるトラックには、もちろん「復活の森プロ
ジェクト」で生産した丸太を積んで行き、森林組合の木材センターに降ろしてくる、とい
う「復活の森」と「復活の家」の地域内資源・経済循環がここに生まれることになるので
す。
もう、吉里吉里国建設大臣は大きなマナゴ(眼)をキラキラ(ギラギラではありません)
させて、張り切っております。
このプロジェクトが、仮設小屋から本当の住宅再建へとつながり、それらに被災地の方々
が直接関わりながら成し遂げられていくことを心から願っています。

このほかにも
【瓦礫仮置き場からの廃木材を獲得が可能に】
【復活の船プロジェクト】
【復活の森サポーター】
など、ニュース、アイディアが次から次へと湧き出ている吉里吉里国ですが、
釜爺は「一体それをやる人どこにいるのだ?!」との自問自答をしながら、8月5日で終え
ることになった河童薪風呂の先の夢を見ているところです。

薪割れば夢が湧き出る吉里吉里人
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岩手県 県南広域振興局
遠野農林振興センター
林務課
深澤 光(hikari fukazawa)
h-fukazawa@pref.iwate.jp
TEL0198-62-9933
FAX0198-62-9899
震災に
   負けてたまるか!
        岩手県
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by ken_nakaji | 2011-07-21 22:28 | 森林 | Comments(0)
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