徹底した防災施策

岩手県の三陸町に吉浜地区というところがあります。釜石市と大船渡市との間にあります。今回も大津波をもろに受けたところです。壊滅的被害を受けた陸前高田もすぐ近くです。前回ここを通りかかったときに、地区の人が普段のように車を洗っている光景を目にして、ここの状況の違いに興味を持っておりましたので、今回もう一度確認してみました。
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上が住宅地の方から見た写真、下が対岸から見た写真です。津波が押し寄せているのは事実ですが、ここはガレキがまったくありません。津波被害を受けたところは全て田畑で住宅や施設はまったく被害を受けていません。故にガレキがないのです。他地区とまったく違い、津波被害を想定した土地利用をおこなっているのです。営業していたコンビニに寄り、聞いてみたところ、明治の時代には平地に街があったとのことですが、村長の英断で低地の平地は農業だけの利用とし、宅地は高台に移転させたということです。住民は皆その先人たちに感謝しているとのこと。徹底した対策をとっていたということです。素晴らしいですね。

支援に入っている大槌町吉里吉里の避難者のと会話で「低地に住む人は家は失ったが、津波が来るということで、すぐに高台に避難した。この津波が到達した最後の家々の人が、避難する人を横目で見ながら自宅に残った。この人たちが犠牲になり行方不明になっている」と言っていた。ちょっとした油断や対策遅れが被害を大きくしているようだ。やはり徹底しておこなうことの重要さがこのあたりによく現れている。
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by ken_nakaji | 2011-05-07 23:37 | 森林 | Comments(0)
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