三井協働の森21年度中間報告

■初年度の進捗状況
 1.山村活性化推進の柱となる森林整備・保全システムの確立
  ・間伐面積:3ha
  ・材搬出利用量(建築用材: 18m3、エネルギー利用材: 36t)
  ・活動回数:  12回
  ・参加者累計:  87人
  ・モリ券発行枚数:  522枚
  ・NPOによる間伐保全システムにおけるモリ券(地域通貨)の有効性につての調査を実施:
   東京大学大学院長谷川氏(林学専攻)が主体となって調査し、現在集計及びとりまとめ実施中

2.NPO組織の拡大促進と地元林業関連の雇用創出
 ① 「副業型自伐林家養成塾」をスタート
  ・公募により10人を定員に募集:県内外から21名が参集。現在でも問い合わせあり
  ・実施回数:  5回
  ・通算実施日:  25日
  ・参加者累計:  466人
  ・搬出活動まで始めた方(軽トラ等による): 8人
  1回目(8月):テーマ:開講式&救急救命の基礎&チェーンソー講習
  2回目(9月):テーマ:間伐(土佐の山師による座学及び現場研修)
  3回目(10月):テーマ:作業道づくり(自伐林家のための作業道の理論と実際)
  4回目(11月):テーマ:材搬出(軽架線による材搬出の現場研修)
  5回目(12月):テーマ:作業道づくりⅡ

 ② 副業雇用の状況
  ・地域住民:6人
  ・都市部定年退職者:8人
  ・塾生の本格参画者:3人

3.企業と地域が協働した持続可能な木質バイオマス利用システムの設計、展開
  仁淀川町のバイオマス利用システムの構築を支援しながら、林地残材収集運搬システムを構築中。
  今後現段階のシステムをまとめる予定。
  ●現状の成果
   ・収集運搬参画者:70人超(60人超が新たに林業の入り口に立ったと言える。
    この内10名を超える方々が本格的な林業に参画)
   ・月当たりの収入は、数万円~20万円の方々が続出し、地域のなくてはならない副業に発展中
   ・参画者の意見:「間伐の促進」「地域振興」「林業を見直すきっかけになった」と回答

4.森林環境研修の実施により、環境問題への意識向上、健康対策、啓発促進
   この取り組みは、他の取り組みと一線画すため現在未対応。

5.森林事業及び地域活性化のモデルケース構築と当社社有林をはじめ全国の森林への展開
 ①地域内への展開
  ・同じいの町内の吾北地区にて「吾北生産森林組合」
   (土佐の森・救援隊元メンバーが昨年立ち上げた組合)が
   土佐の森方式を導入し、集落営林を目指し展開中。
   この生産森林組合と土佐の森・救援隊が連携し、
   地域住民及び都市住民にて森林整備や搬出を副業で対応中。

 ②他地域への展開
  ・岐阜県恵那市にて「NPO法人夕立山森林塾」が中野方地区と協働し、
   土佐の森方式を導入。
   仕組みは、バイオマス利用+モリ券。視察に2回訪れ、
   導入のための現地訪問もおこない、昨年11月から実験開始。
   現在順調に材搬出がおこなわれている。
  ・鳥取県の「NPO法人賀露おやじの会」が土佐の森方式を取り入れた
   事業提案が採択(県事業に)され、現在システム設計中。
  ・12月19~20日にNPO法人森づくりフォーラム主催(国土緑化推進機構事業)
   にて「NPOによる間伐・間伐材利用モデル事例スタディツアー」を高知で開催し、
   土佐の森方式の「NPOと農家林家等の協働による間伐材搬出と
   木質バイオマス利用システムの現場研修と意見交換」という研修会を実施し、
   全国から約40名、26団体の方々が参加し
   土佐の森方式を導入するにはどうするかというワークショップが開催された。
  ・政府と政策協議を定期的にしていこうという協議会
   「新しい公共をつくる市民キャビネット」に対し、
   その「農林漁業、農山漁村と都市と地域部会(農都・地域部会)」へ
   土佐の森方式を政策提言の中に盛り込ませるべく働きかけを開始。
  ・他、島根県大田市及びNPO法人緑と水の連絡会議、兵庫県宍粟市よりも
   導入したい旨の依頼あり

 ③土佐の森方式、視察履歴
  ・矢作川水系森林ボランティア協議会(2回)、NPO法人夕立山森林塾
  ・読売新聞本社、毎日新聞本社、毎日新聞高知支局、朝日新聞高知総局
  ・共同通信、時事通信、高知新聞
  ・NHK(ご近所の底力)、テレビ東京(ニュースファイン)、NHK広島、NHK高知
  ・農文教(増刊現代農業)、全林協(現代林業、林業新知識)、大日本山林会(山林)
  ・中国四国農政局、四国経済産業局、国土緑化推進機構、日本財団
  ・森林総合研究所、農村開発企画委員会(立ち上がる農山漁村)
  ・山形大学、京都大学、東京大学、神奈川大学、東京農工大学、長岡技術科学大学、
   金沢大学、北海道大学、富山国際大学、鳴門教育大学、徳島文理大学
  ・岡山県産業労働部新産業推進課、鳥取県智頭町
  ・長崎県佐世保市議会、山梨県道志村村議会、福島県川内村村議会
  ・NPO法人森づくりフォーラム、NPO法人間伐材研究所
  ・九州電技開発、福岡県朝倉森林組合、北陸地域づくり研究所
  ・森づくりフォーラム主催スタディツアー(2009/12/19~20)
   (NPO法人緑と水の連絡会議、NPO法人四季の会、山マモーカイ、
    NPO法人日本森林ボランティア協会、NPO法人リバーシブル日向、
    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、森づくり香川連絡会、緑の環境クラブ、
    伊勢・三河湾流域ネットワーク、NPO法人兵庫間伐サポートサービス、
    豊森なりわい塾、NPO法人夕立山森林塾、みやぎ里山整備クラブ、
    西多摩自然フォーラム、滑床千年の森をつくる会、えひめ千年の森をつくる会、
    西条・山と水の環境機構、間伐材研究所、石鎚水源の森くらぶ、ひめしゃら倶楽部・
    延岡チェンソーアートレンジャー部隊、東京農業大学 山村再生支援センター、
    東京農業大学学習支援課GP事務室、NPO法人自然環境復元協会、NPO法人ねおす、
    群馬県上野村役場経済課、NPO法人フジの森、森のエネルギー研究所、
    岐阜県立森林文化アカデミー、国土緑化推進機構)

 ④依頼による講演履歴
  ・2009/5/13 連続講演会「地域を創る」 鳥取大学地域学部
    「自伐林家的森業の復活で山村の再生を」
  ・2009/5/16 20周年記念イベント:「森の力・人の暮らし~自然回帰時代のライフスタイルとは」
    認NPO 自然環境復元協会(東京)
    「放置林は宝の山!自伐林家的森業の復活で森林と山村の再生を」
  ・2009/5/25 第4回情報交換会日本の森を守る地銀有志の会(東京)森に入ろう!
  ・2009/5/30 NEXCOつなぎの森研修会  西日本高速道路(株)
    「放置林は宝の山!自伐林家的森業の復活で森林と山村の再生を
  ・2009/7/17 中国四国バイオマス発見活用協議会 中国四国農政局(岡山)
    「仁淀川町における副業型林地残材収集運搬システムと地域通貨」
  ・2009/10/3 いの町三井協働の森研修会 三井物産(株)
    「木質バイオマス利用における、副業型収集運搬システムと地域通貨及び担い手育成」
  ・2009/10/10,11「木の駅プロジェクト」発足研修会NPO夕立山森林塾(岐阜県恵那市)
    「C材で晩酌を!副業型自伐林家のススメ」
  ・2009/11/7 森づくり講演会NPOいわきの山に親しむ会(福島県いわき市)
    「放置林は宝の山!自伐林家的森業の復活で森林と山村の再生を」
  ・2009/11/14 小田深山保全活用研修会 NPO法人ODAの木協会(愛媛県内子町)
    「C材で晩酌を!副業型自伐林家のススメ」
  ・2009/11/28 地域づくり研修会内子町立山地区
    「C材で晩酌を!副業型自伐林家のススメ」
  ・2009/12/5 シンポジウム、森林環境の保全と再生をめざして NPO農都共生全国協議会(東京)
    「C材で晩酌を!副業型自伐林家のススメ」
  ・2009/12/7 中国地域バイオマス協議会 講演会・技術交流会 
    (独)産業技術総合研究所中国センター (社)中国地域ニュービジネス協議会(広島)
    「木質バイオマス利用 特定団体による収集運搬から、地域に開かれた収集運搬システムへ」
  ・2009/12/25 広島県バイオマス利活用地域説明会in世羅町 広島県世羅町
    「放置林は宝の山! 特定団体による収集運搬から、地域に開かれた収集運搬システムへ」
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by ken_nakaji | 2010-01-14 20:34 | 森林 | Comments(0)
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